おすすめの曲5選(2020年5月)
本日5月27日、誕生日を迎えました。
今年は水曜日だったので、大量のリリースに囲まれることになりました。
以下は誕生日と少し関係しているリンクです(時勢が時勢なので、無理のない範囲でもしよろしければ)。
https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/1RUI72M7IJB3V?ref_=wl_share
- アルストロメリア - Love Addiction
- Run Girls, Run! - イルミナージュ・ランド
- 藤井 風 - 帰ろう
- 伊藤美来 - hello new pink
- 猫叉Master - Reflection Into the EDEN
アルストロメリア - Love Addiction
作詞:鈴木静那
作曲:家原正樹、Jam9
編曲:家原正樹
弦管編曲:森 悠也
『THE IDOLM@STER SHINY COLORS FR@GMENT WING 05』より。
月ノ美兎さんのシャニマスの配信で楽曲を試聴する流れになった際*1に、たまたま流れてきた「Love Addiction」のサビに惹かれ、急いで音源を手に入れたという過去がある。
個人的には、甜花ちゃんの甘いボーカルが印象に残る。特に語尾がいい。
1サビの「のぼせてばっかり Rescue me」やDメロの「夢のような時間に終わりはあるの?」あたり、なかなかにあざとい。
初めてフルを聴いたとき、2Aの入りにある怒涛のキメに驚かされた記憶がある。
これは試聴動画やGame Sizeにはないので、気になる方は是非フルを聴いてみてほしい。
Run Girls, Run! - イルミナージュ・ランド
(Spotify)
Run Girls, Run! 1st Album『Run Girls, World!』より。
Run Girls, Run! 待望の1st Album。
アルバムはこれまでにリリースされたシングルのA面曲7曲、新曲6曲に「カケル×カケル」を加えた全14曲で構成される。
本記事で紹介する曲を選ぶにあたって、「サクラジェラート」から続く四季シリーズの文脈を持つ「水着とスイカ」や、本アルバムでも圧倒的にヤバい音を鳴らしている「逆さまのガウディ」あたりも選択肢に挙がったのだが、今回は最も自然に受け入れることができた「イルミナージュ・ランド」を取り上げようと思う。
この曲を聴いていると、サビの頭にいわゆるハレ晴レ進行が用いられているのが分かる。この進行はこれまで「M@STERPIECE」や「Star!!」などのドラマティックでダイナミックな楽曲に多く用いられてきた。
おそらく、この曲は1st Albumという一つの区切りにおける集大成的な楽曲にすることを意識して作られていて、そういった意図を示す記号としてサビの頭にハレ晴レ進行を用いているのだと思われる。
僕は本アルバムのなかで「イルミナージュ・ランド」が最も Run Girls, Run! らしい曲だと感じている。おそらく、この点において、僕はこの曲を最も自然に受け入れることができたのではないかと思う。
藤井 風 - 帰ろう
作詞・作曲:藤井 風
(Spotify)
藤井 風 1st Album『HELP EVER HURT NEVER』より。
前回に引き続き、今回も彼の楽曲を取り上げることになってしまった。
彼の楽曲はキャッチーなフレーズを作り、それをリフレインするという構造が基本にある。
たとえば、上に挙げた「何なんw」では、楽曲のタイトルにもなっている「何なん」をサビで繰り返すことで印象づけている。以下はサビの歌詞である。
それは何なん
先がけてワシは言うたが
それならば何なん
何で何も聞いてくれんかったん
その顔は何なんw
花咲く町の角誓った
あの時の笑顔は何なん
あの時の涙は何じゃったん
この作風は本アルバムの至るところで用いられていて、今回取り上げる「帰ろう」では、まさしく「帰ろう」のリフレインが印象に残る。しかしながら、この曲の特筆すべき点はそこではない。この曲で取り上げなければならないのは、歌詞だろう。
以下に、ラスサビの歌詞の一部を引用する。
ああ 全て与えて帰ろう
ああ 何も持たずに帰ろう
与えられるものこそ 与えられたもの
ありがとう、って胸をはろう
なかなかに無粋な話になるが、おそらく彼の言う「帰る」というのは、むしろ「還る」という字があてられるような行為、つまりは死ぬことだと思う。
「ああ 全て与えて帰ろう」というのは、自分が死ぬときは周りの人間に、たとえば持っている愛を全て与えてからにしようというメッセージなのだろう。
彼は僕と同い年なのだが、既に彼は「より良い死に方をするために、より良い生き方をする」という境地に至っていて、それを歌にして表現しているというのが信じられないでいる(僕が真っ当な人間ではないというのもある)。
それと同時に、彼がふとJ-Popの潮流に現れたのは、既にこの境地に至っている彼の才能やら人柄やらに、多くの人々が魅了されているからだろうとも感じる。
伊藤美来 - hello new pink
作詞・作曲:ゆいにしお
編曲:水口浩次
(Spotify)
伊藤美来 6th Single『Plunderer』より。
『Plunderer』は今年の2月のリリースなのだが、何故か今月はよく聴いていた。
1Bの歌詞がいい。
あなたに嫌われたくなくて いろんな色をまとってきたわ
でも無理やり染められてブリーチして傷み続けた私の心は?
1Aの「ピンクのワンピース 着てみてと言われて なんてナンセンスだと思った」を考えるに、私は「ピンク」は私の色じゃないと思っているのに、「あなたに嫌われたくなくて いろんな色をまとってきた」というのが、二人の関係性を上手く表している。
男の人の方が、女の子を自分好みに変えたかったりするんだろうな......
これは余談だが、個人的にはこういう方向性のほうがみっくに合っていると思う。
無論、タイアップなどの都合はあるだろうが、こういう方向性を忘れないでほしい。
猫叉Master - Reflection Into the EDEN
作曲・編曲:猫叉Master
猫叉Master 1st Album『Raindrops』より。
初出は beatmania IIDX 12 HAPPYSKY。その後、beatmania IIDX 20 tricoroでACに移植。現在は削除曲となっている(どうして)。一応、beatmania IIDX INFINITASというPC版IIDXで、この曲が収録されている楽曲パックを購入すればプレイすることができる。
本記事の音ゲー枠。
「おすすめの曲5選(2020年4月上旬)」から行っているこの試み、いつまで続けようかという悩みがある(そもそも、この枠に需要はあるのか...?)。
「Reflection Into the EDEN」が収録されているアルバム『Raindrops』は「原点にして頂点」的なアルバムで、猫叉Masterを語るうえで外せない一枚。
「サヨナラ・ヘヴン」、「Beyond The Earth」といった代表作もこのアルバムに収録されている。
この曲は空間表現がいい。
たとえば、イントロにおいてシンセが右斜め後ろから聴こえてきたり、それとは別のサウンドのシンセが左斜め前から聴こえてきたりと、横だけでなく縦方向にも空間が広がっていて、これがまさにタイトルの "reflection"(反射、反響)を示している。
この曲は残念ながら削除されてしまったが、上に挙げた代表曲や「Scar in the Earth」といった曲は現在でも遊ぶことができるので、弐寺をやっていて選曲に困ったという時はこれを思い出してほしい。
終わりだよ~
2週間前くらいに、DJを始めました。ソフトはrekordboxを使っています。
https://rekordbox.com/ja/download/
何も分かっていないので、フェードインとカットインだけ覚えて曲を繋いでいますが、DJコントローラーを持っていないので、フェードインやカットインをするのが謎に難しくなっています。
基本的には、1曲DJに使いたい曲を決めて、その曲とBPMが近いものを繋ぐようにしているのですが、これがなかなか難しいです。BPMに囚われない方がいいのか...?
とりあえず、本記事のために録ったmixを貼っておきます。良かったら聴いてみてください。