茜色ダイアリー

僕の日常を切り取っていきます。

おすすめの曲5選(2020年4月上旬)

4月8日は『DREAMY-LOGUE』や『Agapanthus』、『ニュース』など多くの有力なリリースが来ることが分かっていたので、それまでに聴いていた曲をまとめたいと思っていました。書き上げる前に8日を迎えてしまいましたが......。
記事を書きつつ、今日のリリースを一通り聴いた感じでは、『LIES & TIES』と『せめて空を』が好きでした。このあたりは次回の記事で取り上げるかもしれません。

 

 

 

ねもぺろ from でんぱ組.inc - ♡夜ふかし乙女のドキドキはっぴぃでぃず♡

作詞・作曲・編曲:村カワ基成

♡夜ふかし乙女のドキドキはっぴぃでぃず♡

♡夜ふかし乙女のドキドキはっぴぃでぃず♡

  • provided courtesy of iTunes

(Spotify)
ねもぺろ from でんぱ組.incしゅきしゅきしゅきぴ♡がとまらないっ…!』より。

 

ねもぺろは、でんぱ組.inc根本凪(ねも)と鹿目凛(ぺろりん)によるスピンオフユニット。今回取り上げなかったシングル表題曲「しゅきしゅきしゅきぴ♡がとまらないっ…!」のMVを見てもらえば、ユニットの方向性は大体理解できると思う。

 

今回取り上げる「♡夜ふかし乙女のドキドキはっぴぃでぃず♡」は、渋谷系の元祖と謳われるピチカート・ファイブをかなり意識していると思われる。
たとえば、イントロの展開はキーとBPMこそ違うが、ほぼ「ベイビィ・ポータブル・ロック」のそれだ。

 

しかし、単純に渋谷系のリスペクトをしているわけでもない。
個人的にそれを感じるのは、サビの途中に入る「ふわふわ」だ(試聴でも 0:10- あたりで確認ができる)。これが入るだけで、途端にアイドルソングらしくなる。

 

ユニットの方向性に若干の戸惑いはあるものの、結局「渋谷系×Kawaii」を見せつけられたら勝てないなというのを実感したリリース。

 

 

SIRUP - Need You Bad

作詞:SIRUP
作曲:SIRUP、STUTS

Need You Bad

Need You Bad

  • SIRUP
  • R&B/ソウル
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

(Spotify)
SIRUP『CIY』より。

 

本記事のトレンド枠(ミュージック・シーンのトレンドを意識した選曲をする枠、基本的に5曲のうちの1曲)。
トレンドとはいえ、SIRUPを知らないという方もいると思われるので、公式HPのBIOGRAPHYを引用しておく。

「SIRUP(シラップ)」
ルーツであるR&B/ソウル、HIPHOPなどをベースにジャンルを超えて様々なクリエイターとコラボし、新しいものを生み出していく。
その変幻自在なボーカルスタイル、五感を刺激するグルーヴィーなサウンド、そして個性的な歌詞の世界観でリスナーを魅了する。
SIRUPは、Sing & Rapからなる造語。

引用:BIOGRAPHY – SIRUP

ひとまず、彼がR&B/ソウル、HIPHOPなどをルーツにしたスタイルの音楽をやっているというのが伝わればそれでいい。なんで、こういうBIOGRAPHYってイマイチ伝わらない感じの文章なんでしょうね...?

 

本アルバムのタイトル『CIY』は「”Choice is Yours”の略で、「愛」を自身が”どう使うか”が人生において最大の鍵となっているという今作のテーマがタイトルに込められている」*1らしい。

 

今回取り上げる「Need You Bad」は、恋愛において「「愛」を自身が”どう使うか”」を考えた本作らしい楽曲だ。

君のものじゃ ないんだから
自由にさせてくれよ
心 ウラハラ 言葉は無料(タダ)
でも確かなことは
I need you oh
Oh like this

「君のものじゃないんだから 自由にさせてくれよ」と思いながらも、あなたとの関係を終わらせたくはないという葛藤に、共感する人も多いのではないだろうか。

 

2020年は、R&BHIPHOPが来ると個人的には思っている。
『CIY』からその世界の一端に触れてみるというのもいいかもしれない。

 

 

K E I_H A Y A S H I - Just Believe

作詞・作曲:K E I_H A Y A S H I

Just Believe

Just Believe

  • K E I_H A Y A S H I
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

(Spotify)
K E I_H A Y A S H I『Just Believe』より。

 

まずはK E I_H A Y A S H Iの公式HPのABOUTを一部引用しておく。

北海道出身、1990年5月13日生まれ。シンガー・ソングライター。学生時代、地元札幌では積極的にライブ活動を行っていた。東京に上京してからは数多くのアーティストのライブサポートとしてステージに参加するなど、また、クリエイターとしてはTVCM、映画、ゲーム音楽等の制作、メジャーアーティストへの楽曲提供を行ってきた。裏方としての経験を経て、「本当に伝えたいメッセージは、自分自身が発信しないと伝わらない」と気づかされた時、自身が表に出ることを決意。2019年より、本格的に活動ベースを裏舞台から表舞台に移し、5月に1stトラック “Enough Love”のリリースを記念した初のワンマンライブを開催。会場を沸かせ、大成功を収めた。

引用:K E I_H A Y A S H I

ここから先には、「○○にランクインした」「公式プレイリストに選出された」といった実績が書かれているだけだったので省略させてもらった。
「五感を刺激するグルーヴィーなサウンド」などと書かれてもよくわからないが、実績だけを書かれても、それはそれでどんな音楽をやっているのかわからない(これが企業が学生の自己PRを見るときの気持ちなんだろうね...)。

 

今回取り上げる「Just Believe」は、非常に爽やかなポップス。
なんとなく「広瀬香美 - Groovy!」(CCさくら クロウカード編 第1期ED)を思い出す。

 

歌い出しの歌詞がいい。

幼い頃は自分を
きっと特別なんだって信じてた
道端の石ころ一つで
無限のロマンも集められたのに

この後、もう幼い頃に想像していた未来を生きていくことはできないと続くのではなく、今からでもそれを追いかけるのは遅くないというメッセージが続くあたりに、彼の思いが感じられる。

 

気分が重たくなったときに、この曲を思い出してほしい(気分が重いときに「頑張れ」と言われるのはつらいという人もいるかもしれないが...)。

 

 

かめりあ feat. ななひら - Amor De Verão

作詞・作曲・編曲:かめりあ

Amor De Verão

Amor De Verão

  • かめりあ feat. ななひら
  • サウンドトラック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

(Spotifyはありません)
beatmania IIDX 25 CANNON BALLERS ORIGINAL SOUNDTRACK』より。

 

本記事の音ゲー枠。

以前、このツイートを見た際、僕も音ゲーのおかげでそれまで知らなかったジャンルの音楽に触れる機会が増えたことを思い出した。
それと同時に、音ゲーをやらない人にも同じ体験をしてほしいと感じたので、これからしばらくの間、枠を1曲取り、僕が実際にプレイしたなかで好きだった曲を紹介していこうと思う。

 

「Amor De Verão」(アモール・ディ・ヴィラーオ)*2ポルトガル語で「夏の愛」といった意味。前置詞 "De" が名詞の後ろに来るのはロマンス語という感じがする。
なぜポルトガル語のタイトルなのかといえば、それはこの曲が「「ラテンミュージック+ベースミュージックで!」というオーダー」*3で作られたからである。
曲を聴いてもらえば、曲の随所にホイッスルだったり、サンバのリズムが取り入れられていることが分かるだろう。

 

ただ、ラテンミュージックに寄せているわけでもなく、ところどころでかめりあの代名詞である重たく鋭いベースが鳴っていたり、声ネタとしてななひらのボイスが用いられたりと、音ゲーチックな要素も顔を見せている。
実際、弐寺では、全難易度でななひらの声ネタが皿に割り当てられており、タイミング良く皿を回すことができると声ネタを再現できて楽しい。

 

アーケードゲームの音源ゆえに、サントラを手に入れるか、実際にプレイするかでしか音楽を聴くことができないが、興味があれば、是非音ゲー界隈を覗いてみてほしい。

 

 

lilwaterbed - Ferris Wheel

作詞・作曲:不明*4

Ferris Wheel

Ferris Wheel

  • lilwaterbed
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥153
  • provided courtesy of iTunes

(Spotify)
lilwaterbed『Ferris Wheel』より。

 

僕自身、どこでこの曲のことを知ったのか覚えていない。
近頃、知らない音楽をdigるために、「TOKYO GROOVE selected by DJ HASEBE」や「Monday Spin」などのプレイリストを聴いている。この曲もそれで見つけたものだと思うのだが、どのプレイリストで見つけたかを忘れてしまった。
今となっては、いつの間にかライブラリに入っていた曲になってしまっている。

 

それはともかく、lilwaterbedという人物を知らなかったので紹介したいのだが、正直どんな人物なのか分からない。
とりあえず、彼のTwitterInstagramsoundcloudSpotifyのアカウントは見つけたが、BIOGRAPHYにあたるものは載っておらず、分かったのは彼がヒューストン在住だということぐらいだった。
またGeniusには以下のような記載があった。

Christopher Foster, better known by his stage name lilwaterbed, is an American rapper, singer, producer and songwriter. He is 19 and hails from Houston, Texas and has collaborated with fellow Texans babyfaygo and lilbootycall.

引用:​lilwaterbed Lyrics, Songs, and Albums | Genius

 

Spotifyの人気曲を見るに、『Essentials』というEPが彼の代表作らしい。

lilwaterbedがどんな音楽を作っているかは、このEPを聴けば大体分かるだろう。

 

さて、そろそろ「Ferris Wheel」の話をしよう。
個人的には、この曲はイントロが良いと思っている。
Tomgggあたりが使いそうな優しい音と、時計の秒針のような音が重なり、観覧車に乗って夜景を眺めているかのようなロマンチックな雰囲気に浸ることができる。

 

結局、どこの誰が作った音楽なのかもよく分かっていないが、そんな音楽でも気軽に聴けるのがサブスクの良いところなのではないかと思う。

 

 

 


終わりだよ~

 

皆さん、「Tokyo LosT Tracks -サクラチル-」というLo-fi Beatsチャンネルが、3月21日から公開されているのを知っていますか?

この企画では、上のチャンネルでチルアウトミュージックが24時間365日配信されています。また、SpotifyApple Musicでプレイリストが公開されています。

 

3月21日当時は様子見していたんですが、4月8日になって、EVISBEATSの書き下ろし新曲が追加されるという動きもあって、なかなか面白くなりそうだなと思っています。

*1:3rd EP「CIY」 – SIRUP より引用。

*2:IPA表記は /ɐˈmoɾ dɨ verˈãw/ 、ポルトガル語、意外と中舌の母音が多いんですね......

*3:beatmania IIDX 25 CANNON BALLERS より引用。

*4:おそらくlilwaterbed本人だとは思うが...