おすすめの曲5選(2021年1月)
今年も「おすすめの曲5選」やっていきます。
月1回は更新していけるように頑張ります。
13ELL - STAR
Produced by BERABOW
収録:『STAR』(2020/12/31)
(Spotify)
13ELLは "ベル" と読むらしい。
4s4kiを "アサキ" と読むのと同じ感覚だろう。
この曲はトラックの中毒性が高い。
軸になっているトラップのビートはもちろん、上に乗っているシンセの進行が独特で引っかかりがあり、聴かせる音になっている。
トラックを作っているBERABOWは、過去に「アリエス - Sweet Sweet Soul」の作曲をしている。ヒップホップの文脈から思わぬ再開を果たしてしまった。
トラックだけでなく、フロウもいい。
昨日よりも一つ+してく
小銭から札束に替える
上と下見ちゃキリが無い
This is my life 1番輝くstar
上はフックからの引用である。
「上と下見ちゃキリが無い This is my life 1番輝くstar」といった力強いリリックを、余裕のあるフロウで歌いこなすのがかっこいい。
メリー・バッド・メルヘン - Red Cape Theorem
作詞:くりむ
作曲:m@sumi
編曲:m@sumi
収録:『バンめし♪ ふるさとグランプリ ROUND3 ~秋の陣~』(2020/12/16)
(Spotify)
m@sumiさんらしい、変拍子が特徴的な楽曲。
イントロは「6/8 → 7/8」の繰り返し、Aメロは「7/8 → 5/8」の繰り返しといったように、8分の○拍子を基調としている。
サビの「分かっていたんだ 胸の奥から」という入りがとても印象に残る。
「わかっていたんだ」の「わ」を喰って入り、1小節溜めてからサビに入るのがかっこいい。
AZKi - ローテート・リピーテッド
作詞・作曲:AZKi
編曲:田口囁一
収録:『Re:Creating world』(2020/12/01)
(Spotify)
AZKi 2nd Album『Re:Creating world』より。
今回紹介する「ローテート・リピーテッド」以外にも、「猫ならばいける」、「発光体ソーラーサイクル」など、良曲が多い名盤。
タイトルを「ローテート・リピーテッド (rotate repeated)」としたうえで、サビに、
世界はこんなにも
マワル、まわる、回る、転る
という歌詞を置くあたりにセンスを感じる。
AZKiはこの曲のライナーノーツで、「テーマはずばり「残酷な運命を変えるべく何度も人生を繰り返す少年少女」です。」*1と述べているが、タイトルとこの歌詞だけでそれを端的に伝えることができている。
駒形友梨 - オービタル
作詞・作曲・編曲:矢野達也
収録:『Night Walk』(2020/11/18)
駒形友梨 4th mini Album『Night Walk』より。
例によって、サブスクはまだ来ていない。おそらく、解禁は次のリリースが来たタイミングだろう。
この曲には、駒形友梨さんの歌唱力の高さがよく表れている。
キー高くない?
音は取れても、歌い上げるのは相当難しいと思うのだが、彼女の歌声はそれを感じさせない。
余談だが、サビの後半(上に取り上げた部分の直後)のメロが「ずっと真夜中でいいのに。- 勘冴えて悔しいわ」に似ているような気がしている。
tiny baby - ローズマリー
作詞・作曲・編曲:星銀乃丈
収録:『silver record』(2020/10/25)
(Spotify)
tiny baby 2nd EP『silver record』より。
「2019年 今年の10曲 - 茜色ダイアリー」で「夜間飛行」を取り上げてからずっと新作を待っていたので、このリリースは素直に嬉しかった。本人に捕捉されたのも、もはや懐かしいね...
『silver record』は、2020 M3秋での頒布だったこともあり、1週間ほど前にteaserが公開されたのだが、これのインパクトが強かった。
イントロの「ドゥパッ ナナナナナー ナーナナナナナナー...」で、既に心を掴まれる。
EPの1曲目として、これほどふさわしいものもない。
キャッチーなイントロから始まるこの曲だが、実はなかなか凝った構成になっていて、初めて聴いたときにはいい意味で "裏切られた" ことを覚えている。
現在はサブスクでも聴けるので、Teaserでピンと来た人は是非フルを聴いてみてほしい。
終わりだよ~
紹介しきれなかった曲は「recently palyed -January 2021-」にまとめています。良かったら、覗いてみてください。
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