茜色ダイアリー

僕の日常を切り取っていきます。

ミリオン6th SSA追加公演 Day1 感想レポ

はじめに

2019年9月21日、22日に開催された「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 6thLIVE UNI-ON@IR!!!! SPECIAL」に両日参加した。
本記事ではDay1について取り扱う。Day2はこちら↓

記事では、主に披露された楽曲についての個人的な感想を述べていくが、一部の楽曲のみを取り上げることを予めご了承いただきたい。

 

 

個人的感想

MOONY (打上げ☆HANABI ver) - 閃光☆HANABI

閃光☆HANABI団:駒形友梨, 上田麗奈, 浜崎奈々, 渡部優衣, 大関英里
作詞:yura 作曲:Funta7

本公演のトップバッターを務めたのは閃光☆HANABI団。ミリオン6thではライブの開幕を強くしたいという意志が感じられる采配が多かったが、神戸公演ではトリを務めた彼女らを開幕に据えるあたりにもそれがよく表れていた。

閃光☆HANABI団は「BORN ON DREAM! ~HANABI☆NIGHT~」にしろ「咲くは浮世の君花火」にしろ、歌やダンスといったパフォーマンスの質というよりは「ハレの日」特有の空気感を重視している節があった。
Pのコールが多いのはPを「祭り」に参加させるためだろうし、和太鼓 梵天とコラボしたのも太鼓の音やそれ自身が直感的に「祭り」を思わせるからだろう。

そういった背景があるなかで「MOONY」は閃光☆HANABI団のポテンシャル、つまりはパフォーマンスを意識させる場になった印象がある。
個人的にはソロパートで彼女らの歌唱力の高さを感じられた。なかでも駒形友梨さんの歌唱力はずば抜けていた。彼女のソロが来るたび「駒形友梨、歌が上手い...」と思っていた。

 

 

ハルマチ女子 - りるきゃん ~3 little candy~

りるきゃん ~3 little candy~:近藤唯, 小笠原早紀, Machico
作詞・作曲・編曲:HoneyWorks

個人的に、閃光☆HANABI団 → りるきゃん ~3 little candy~ という繋ぎはハレとケ、非日常と日常を感じさせる対比で好きだった。

祭り上がりの身体に、イントロのクリーンギターの音色やAメロのクリシェがよく染みた。Machicoさん、というよりは翼のボーカルも同じくらい染みた。

途中、MCが挟まった際に自己紹介が行われた。
小笠原早紀さんが自己紹介をしたとき、どこからともなく「おかえりー!!」という声が聞こえた。オレンジのサイリウムを掲げる人、拍手を送る人、彼女の名前を呼ぶ人も普段より多かった。
彼女は今年の4月に病気の治療のために休業していたものの、9月に復帰。いわば本公演が復帰後初めての大舞台であったために、ファンからそのような声が飛んでくるのは当然だった。
彼女は胸に手を当てて、たくさんの言葉と気持ちを受け止めたうえで、ただ「ありがとう」と返した。その姿勢に彼女の役者としての心意義を感じた。

 

 

fruity love - Jelly PoP Beans, りるきゃん ~3 little candy~

Jelly PoP Beans:中村温姫, 戸田めぐみ, 斉藤佑圭, 渡部恵子
作詞・作曲:宮崎まゆ 編曲:高橋修

前曲の「彼氏になってよ。」まで各地方公演と同じ曲が続いていたが、「fruity love」が来たことで「やっぱ、地方公演とは違う曲もやるんや...!」とこちらに確信させた。ただ「fruity love」はオリジナルメンバーが揃っていたし、6月にはミリシタで本曲のイベントも開催されていたので、布石がなかったわけでもない。

本楽曲は2016年の1月にリリースされているが、実は小笠原早紀さんが本楽曲を披露したのはリリイベ以来のことになる。3年半ぶりの本人歌唱は彼女にとっても、担当Pにとっても大きな意味を持っていたに違いない。

僕は知らなかったのだが、伊吹翼役のMachicoさんは「fruity love」が大好きらしく、他に言うことがありそうなものなのに「fruity love を歌えたことが嬉しい」というMCをしていたのが印象的だった。

 

 

ビッグバンズバリボー!!!!! - 駒形友梨, 上田麗奈, 渡部優衣, 藤井ゆきよ, 末柄里恵

作詞・作曲・編曲:ZAQ

ゲストユニット1組目は、序盤随一の盛り上がりを見せた。
Day1は現地で見ていたが、イントロの「Hey!! Hey!! We can do!! Go for it!!」の時点で声の圧が違った。

音の圧と曲の空気感だけで押し切るのではなく、ボーカルやダンスといったパフォーマンスでしっかりと殺しにきていたのが印象的。この曲、末柄里恵さん起用したの天才すぎない?

正直この曲はあまり聴き込んでいたわけではないものの、特に何も考えず直感的にコールが打てたのも地味にありがたかった。

 

 

ラムネ色 青春 - 閃光☆HANABI団, Cleasky

Cleasky:角元明日香, 桐谷蝶々
作詞:BNGI(モモキエイジ) 作曲・編曲:田中秀和MONACA

田中秀和~!!」(心の叫び)
サビ冒頭の5度上昇クリシェの後のコードに彼を感じた。

前曲「思い出はクリアスカイ」の間奏で桐谷蝶々さんが「私たちの青春、受け取ってください!」(曖昧)と言っていたのが伏線だったのだろうが、そんなこと分かるはずもない。

ライブ当時は気づかなかったが、本公演では奇しくも『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』の楽曲がSSAで披露されていたことになる。歌唱メンバーには劇場版に登場した横山奈緒役の渡部優衣さんと佐竹美奈子役の大関英里さんもいたと考えると感慨深いものがある。

 

 

月曜日のクリームソーダ - Jelly PoP Beans

作詞:安藤紗々 作曲:原知也 編曲:ラムシーニ

Jelly PoP Beansの披露楽曲自体は福岡公演と同じであったが、福岡公演の頃とは違う姿がそこにはあった。
なかでも印象的だったのが本楽曲でのロコへのサプライズ。福岡公演では「ART NEEDS HEART BEATS」の台詞パートでメンバーへのメッセージを言うというサプライズをしたロコに対して、サプライズをし返すという仲の良さ、空気感がJPPBの魅力だろう。

曲中でステージ上に閃光☆HANABI団の面々が登場したのだが、一緒に踊るでもなく、ただクリームソーダを飲んでいたのには笑わされた。誰が言ったか忘れたが、「何飲んでるの?」と聞かれたときの「クリームソーダ。」の響きが絶妙だった。

 

 

オーディナリィ・クローバー - 田所あずさ, 桐谷蝶々, 香里有佐, 夏川椎菜, 山口立花子

作詞:松井洋平 作曲・編曲:菊池達也

アイマスライブでお手本のような渋谷系が聴けていることに感動した。Jelly PoP Beansの80sを意識した楽曲からの繋ぎというのもずるい。

ライブ前日に「昔の自分がチケットと飛行機を取っているから行くかぁ」という感覚になるくらいには精神的に疲弊していたからか、歌詞が鋭く刺さって泣きそうだった。

きっと、気づいてないだけ
幸せって三つ葉のクローバー
特別じゃない、ありふれてるの

すっと肩の力が抜けた気がした。

Cleaskyではうってかわって甘い声を出していた桐谷蝶々さんが印象的だった。地味に山口立花子さんがボーカル全体をキュッと締めているのもいい。

 

 

Tomorrow Program - トゥインクルリズム

トゥインクルリズム:原嶋あかり, 伊藤美来, 村川梨衣
作詞:松井洋平 作曲・編曲:光増ハジメ

本公演でトゥインクルリズムの前に現れたのは怪人「パパ・ラッツィ」。事務所に無断でアイドルの写真を撮ったりするらしい。あれ?トゥインクルリズムに同じようなやついない??

Fate of the World」でトゥインクルリズムが戦っているとき、我々がサイリウム振っているのは完全に「手元の光る棒を振って、トゥインクルリズムを応援しよう!!」だし、「Tomorrow Program」は特撮ヒーロー物のEDの趣き。そういった世界観の構築がトゥインクルリズムは上手かった。

本公演でも神戸公演で見られたスタッフロール芸は健在だったうえ、そもそもの話として業界用語(?)をふんだんに詰め込んだ歌詞を真面目に歌っている時点で面白いにもかかわらず、ラストの「段どるのはキミだよ」のところで何故か感動してしまう。
まあ、作詞:松井洋平、作編曲:光増ハジメならそれも納得だろう。

 

 

餞の鳥 - D/Zeal

D/Zeal:愛美, 田所あずさ
作詞:坂井季乃(nano.RIPE きみコ) 作曲・編曲:高橋諒

本公演のトリを飾ったのはD/Zeal。福岡公演ではトップバッターを務めた彼女らを公演の最初に据えなかった以上はトリを務めてもらうしかないだろう。

愛美さんもMCで言っていたが、田所あずささんが本当にいい ”表情” をして、いい意味で好きなように歌っていたのが印象的だった。特に「餞の鳥」は比較的音数も少なく、ボーカルの殴り合いがよく映えた。

「いい "表情" をして」と書いたが、200レベル(10列、160番)にいてもどういう表情をしているかはビジョンに抜かれないと見えない。正直、表情や衣装の細かい部分、装飾品などを確認したい場合はLVの方が有利。

 

 

アライブファクター - D/Zeal

作詞・作曲:藤本記子 編曲:福富雅之

おそらく、本公演で最高の盛り上がりを見せたのはこの曲。
「餞の鳥」だけで終わるはずはないだろうという予想こそ立てることが出来たものの、「創造は始まりの風を連れて → アライブファクター」という流れにPが勝てるはずもない。

「アライブファクター」は如月千早と最上静香によるデュオという事実が重要である節があるので、如月千早の代わりを務めることにプレッシャーがあったことは間違いない(愛美本人もMCでそのことに触れている)が、それを感じさせないようなパフォーマンスだった。

 

 

おわりに

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
そういえば、時期は未定ですがこの公演のディレイビューイングがあるらしいですね。今回の公演行けてないという方、興味があれば行ってみることをおすすめします。
これを読んでいる人にはあまりいないと思いますが、ライブ行ったことがないという方こそ是非。(僕も初参戦はシンデレラ5thSSAのディレイビューイングでした。)