はじめに
この文章は、このブログを開設する前にPrivatterの方で投稿していたミリオン5th Day1のレポを校正したものです。
出来る限り校正をせず、その当時の形をそのまま残すことを心がけています。
- はじめに
- 演出について
- ミリオン5th Day1の個人的ハイライト
- ビギナーズ☆ストライク(永吉昴)
- Eternal Harmony(平山笑美, 雨宮天, 麻倉もも, 阿部里果, 村川梨衣)
- AIKANE?(小笠原早紀)
- ローリング△さんかく(渡部恵子)
- 花ざかりWeekend✿(香里有佐, 末柄里恵, 平山笑美, 高橋未奈美)
- Princess Be Ambitious!!(山崎はるか, 郁原ゆう, 原嶋あかり, 伊藤美来, 村川梨衣, 木戸衣吹)
- Come on a Tea Party!(麻倉もも)
- 空に手が触れる場所(平山笑美)
- Silent Joker(阿部里果)
- To...(高橋未奈美)
- はなしらべ(郁原ゆう)
- 瑠璃色金魚と花菖蒲(南早紀)
- ハミングバード(香里有佐)
- おわりに
演出について
ここからは、「今回のライブのサブタイトルである ” BRAND NEW PERFORM@NCE!!! “ をどのように達成したのか?」をテーマに書いていきたいと思う。
今回のライブは、開演が17時で、閉演が21時20分頃だった。
実際に、その20分後くらいにツイートをしていた。
ミリオン5thDay1、最高でした
— 七彩茜 (@wisteria7520) June 2, 2018
とりあえず演出が鬼だった
公演時間は約4時間半と、アイマスのライブとしては少し長め。
ちなみに最近のライブだと初星宴舞やSideM 3rdが約3時間半、シンデレラ5thのSSA公演が約4時間半だった。
しかし、セットリストを見ると分かる通り、今回のライブの曲数は35曲。
伝説の「プラリネ→アイル」演出があったミリオン3rd幕張Day1の曲数が41曲と多かった割に公演時間が4時間だったことを考えると、「何故今回のライブは約4時間半という長丁場になったのか?」という疑問が浮かぶ。この疑問の答えは、ライブ終盤のとある演出の中に隠されていた。
ハミングバードが終わり、出演者が全員出てきてMCパートになった。
そこで一通りライブを振り返った後、山崎はるかさんが「残念ですが次の曲が最後の曲になります!」的なことを言った。アイマス恒例のやつである。
その後、「Dreaming!」をやって、出演者が舞台裏に戻る。
ステージが暗転し、どこからともなくアンコールの声がする。
数分後、青羽美咲のシルエットの映像が流れ、業務連絡という名の告知が始まる。
アイマスのライブに行ったことがある人にとってはお馴染みの光景だ。
僕も「あぁ、いつものやつだな」と思いながら、エタハモのイベント告知(実はクッソ熱い演出だった)や超ビーチバレーのイベント告知を見ていた。
そして告知が一通り終わり、美咲ちゃんのシルエットがもう一回出てきた。
それで「あぁ、そろそろアンコールか」と思い、身構えながら美咲ちゃんの話を聞いていると、「どうやら舞台裏の方でトラブルがあったみたい!」的なことを言って美咲ちゃんがどこかに行ってしまった。
そして場面は舞台裏に。そこには野々原茜と真壁瑞希と白石紬の3人。
雰囲気としてはミリシタのコミュのような感じ。
美咲ちゃんが「大丈夫ですか?」と尋ねると、まかべーが「春日さんが困っているようです」とぽつり。
そして美咲ちゃんはそちらに向かい、再び画面が3人のカットに戻る。
その後、話題は「茜ちゃんのパフォーマンスで思わず笑った」「『Melty Fantasia』初披露だったけどどうだったかな」というようなものに移っていく。
こちらとしてはいや、何だこの映像!?という感じだったわけだが。
それでもまあ確かに茜ちゃん(というか小笠原さん)はやばかったな、とか「Melty Fantasia」の時の阿部里果さんはやばかったな、とか思いながらしばらくの間3人の話を聞いていると、そろそろ未来ちゃんの様子を見に行こうという展開に。
さて、3人が未来ちゃんのところに向かうと、なんとそこには新衣装「ヌーベル・トリコロール」を着た未来ちゃんが!それどころか美咲ちゃんの「3人も早く着替えてくださいね!」というような感じの呼びかけで3人とも画面外へ。
そして画面が暗転。少し間をおいてステージが明るくなり、新衣装を着た出演者が舞台上に……
とまあ、大体こんな演出があったのだ。
こちらとしては未来ちゃんが新衣装で出てきた瞬間にまさかと思った。
そして美咲ちゃんの言葉で確信に変わったのだ。この後新衣装で出演者が出てくるからもう熱い。
ただ、今回の本題とは少し違うのでこの話は一旦置いておく。
あくまで僕の体感でしかないが、出演者が舞台袖に戻ってからもう1度舞台に上がってくるまでの間に、30分は経っていたと思う。もっと経っていたかもしれない。
アイマスのライブに行ったことのある人なら分かると思うが、通例だと告知は長くても15分程度なのであからさまに時間をとっていたことが分かる。
では何故時間をとる必要があったのか。これはもはや言うまでもないだろう。
衣装のセットに時間が必要だったからだ。ステージでたくさんのプロデューサーに見られるわけだから慎重に着ないといけないだろうし、何しろ19人もいるのに人によって衣装の細部が微妙に違う(スタッフ陣のこういうこだわりクッソ好き)ので時間がかかるのは仕方がないことだと思う。
むしろその時間を退屈だなと思わせない演出力に脱帽した。
エタハモのMV @映画館(もしくは@SSA)、ミリシタの1周年を振り返るムービー、舞台裏コミュ(舞台裏コミュは2018年7月13日からミリシタでも見れるようになったよ!是非見よう!)をあえてライブ中に流して時間を確保し、衣装チェンジ(この演出は、ミリシタでは自由に衣装が変えられることを意識したものだろう)をやってのけつつ、新衣装への期待まで煽るという。
この時、1周年イベントでは52人分のSRを配布することも告知している。プロモーションまで完璧。
というわけで、何故今回のライブは約4時間半という長丁場になったのか? という疑問については答えが出た。しかし、実は演出上の工夫はこれだけではなかった。
「Brand New Theater!」からスタートしたこのライブ、なんと「Princess Be Ambitious!!」(9曲目、言うまでもなくクッソ良かった)までMC無しで駆け抜けるという異例の展開を見せる。
アイマスのライブに行ったことがある人ならば、これがイレギュラーであることがよく分かるだろう。
僕も「『Brand New Theater!』終わったしMC入るんやろなぁ」と思っていたので、いつMCなんだろうかと思いながらサイリウムを振っていた。
さらに言えば、MCパートもいつものライブより短くなっていた。
例えばシンデレラ5thの「好いとうよ選手権」のような企画コーナーが一切無く、それどころか1回目のMC、つまり「Princess Be Ambitious!!」の後のMCではUp!10sionコールをするかしないかという話に尺を使った結果、巻きの指示が入り(村川梨衣さんに対して他の出演者が「巻いて巻いて!」と言っていた)1回だけコールをして次の曲へ、という展開になるほどだった。
先ほど今回のライブの曲数は35曲であったこと、またシンデレラ5thのSSA公演の公演時間は今回のライブと同じであることを述べた。
シンデレラ5thの曲数は33曲+Serendipity Medley!!!(19曲のメドレー)と、曲数だけを比較すればほぼ同じだということが出来そうだ。
しかし衣装チェンジという時間のかかる演出が後に控えている以上、今まで通りMCをやっているとライブがかなり長くなってしまう懸念があった。だから泣く泣くMCをカットしたのだろう。
ただこれは必ずしも改悪だったというわけでもないと僕は思っている。
MCが短いからそれこそハミングバードまで全力で駆け抜けていったような印象がして新鮮だった。
まあなんか急いでるなぁって感じがしたのも事実だが。
さて、ここまで長々と話してきたわけだが、「”BRAND NEW PERFORM@NCE!!!“ をどのように達成したのか?」という疑問に僕なりに答えるとするなら、それは衣装チェンジという激熱演出を軸にしたライブ演出をやってのけた点ではないかと思う。
そもそも今回のライブは、ソロ曲はM@STER SPARKLEシリーズ、ユニット曲はMILLION THE@TER GENERATIONシリーズの曲を披露するんだろうな、というのがライブ前から分かっていた節があり、セットリストで人を驚かせる(3rdの「プラリネ→アイル」や初星宴舞の「いっぱいいっぱい→七彩ボタン」など)ことは難しいだろうと考えられていた。
だからこそ、セットリストの意外性ではなく、衣装チェンジを軸にすることにしたんだと思う。
前々から「ライブ中に衣装チェンジしたらいいんじゃないか?」と考えられていたのではないかと思うが、まさか本当に衣装チェンジをやっちゃうなんて思わないからね。
いやぁ、いい演出だった。演出についてのお話はこの辺で終わろうと思う。
ミリオン5th Day1の個人的ハイライト
ここからはセットリストを振り返って、個人的にこの曲は良かったというのを好き勝手に書いていく。
全部やっていったらキリがないのでね。
とかいってほぼ全部やってそうな気がするが。
ビギナーズ☆ストライク(永吉昴)
今回のライブ、永吉昴役の斉藤佑圭さんが不参加であった。
これは昴担当の方にとってはなかなか辛いものがあると思う。
だって「HOME RUN SONG♪」ってM@STER SPARKLEシリーズの中でも一二を争う名曲じゃないですか。
昴担当ではない僕ですら生で聴きたかったくらいなので、担当の人はもう、ね。
でも運営もそれを分かっていて、開演前にちゃんと昴の曲を流してくれた。
その後の注意事項とかを伝える映像でも、彼女がシルエットと声で出演していたし。
ちなみに2日目は「HOME RUN SONG♪」が流れたらしい。
俺も「HOME RUN SONG♪」でサイリウム振りたかったなぁ…
Eternal Harmony(平山笑美, 雨宮天, 麻倉もも, 阿部里果, 村川梨衣)
先ほど、セットリストで人を驚かせることは難しいだろうと考えられていたと言ったが、そんなことはなかった。LV会場でも「マジか…」とか「おぉ…」といった声が聞こえてきた。
界隈ではLTH04は名盤だと言われているが、その大きな理由の一つが「Eternal Harmony」が収録されているからだと僕は思っている。(他にも「カーニヴァル・ジャパネスク」や「プラリネ」、「Just be myself!!」とかいう名曲揃い、すげぇなこれ…)
今回のライブでは、ミリシタでは自由にメンバーを入れ替えてMVが見れるというのを意識したらしく、MILLION THE@TER GENERATIONシリーズ以外のユニット曲は、歌唱メンバーを今までその曲をライブで歌ったことがない人から選出したらしい。
それにしても、平山笑美、雨宮天、麻倉もも、阿部里果、村川梨衣とかいうメンバーは強すぎでは?
ライブ当日は気づかなかったけども。
あともう一つ言うなら、後のイベント告知の伏線だった。
イベント告知で先行公開という形でMVが流れたんですが、千早がセンターで楽しそうに歌ってる時点で泣きそうだった。(P特有のガバガバ涙腺)
個人的にはエタハモやるんだったらコール覚えていくべきだったなぁというのだけが心残りだ。
AIKANE?(小笠原早紀)
これめっちゃ楽しかった。小笠原さんがマジで茜ちゃんだった。
小笠原さんめっちゃ動いてて。いや、なんでそんなに動きながらキャラ声を維持して、この難曲を歌いきってるんだろうって感じだった。
すごいどうでもいいが、この曲の落ちサビのスネアドラムのディレイがすごい好きだ。
ローリング△さんかく(渡部恵子)
死んだ。
いやぁ、泣きそうだった。思いの外桃子だった。本当に。
ライブ終わりに隣で見てた後輩と感想を言い合ってた時に、ローリング△さんかくの時の先輩のテンションがやばかった、という言葉をかけられるくらいだった。
そもそものお話として、ローリング△さんかくって歌詞や曲調がそのまま桃子なのだ。
コロコロ転がる正方形
なんでかな、うまくいかない(おかしいな?)
まわりのみんなはもうちょっと
身をゆだねてるみたい?ありえない!
また来てね□明日は
声をかけてみようかなあ(できるかな?)
それでもね□絶対に
自分には負けたくないんだから!
さて、2番サビの歌詞を引用してきた。
まず注目したいのが、「なんでかな、うまくいかない(おかしいな?)」の部分だ。
桃子は周りの子達との関係があまり上手くいっていないってことは分かっているんだと思う。子役をしていたくらいには賢い子なわけだし。でもなんで上手くいっていないのかというのをいまいち掴み切れてないのだ。ここがまず桃子っぽい。
第三者視点である我々からしたら、桃子が周りの子達とあまり上手くいっていない理由は想像が出来る。
桃子は度々「桃子はプロだから」というようなことを言う。それだけではなく、その水準を周りの皆にも要求しようとする。プロデューサーなんてしょっちゅう「お兄ちゃんは桃子のプロデューサーなんだから、もっとちゃんとして!」みたいなことを言われている。
無論、仕事の場においてハイレベルなものを求める姿勢は間違っているわけじゃないが、誰もがその姿勢を持っているわけではない。でも桃子はおそらくその姿勢でいることをさも当たり前のことのように思っているのではないだろうか。だから、周りの皆にもナチュラルにその水準を求めてしまうのだ。
とはいうものの、アイドルにある程度の水準が求められているのもまた事実で、それは例えば歌やダンスの技術であったり、アイドル本人のビジュアルであったり、本人の人柄であったりする。
これらは本人の努力で向上する部分もあるとは思うが、自分一人ではどうしようもない部分もある。
そこで注目したいのが「まわりのみんなはもうちょっと身をゆだねてるみたい?ありえない!」の部分だ。
そういったどうしようもない部分が出てきた場合、桃子はおそらく自分の努力が足りなかったんだと認識して、より努力することでその問題を解決しようとするのではないかと思う。でも、周りの皆はそうでもなくて、例えばプロデューサーに相談してみたり、他の子達と一緒に頑張ってみたりするのだろう。
桃子はそれを「ありえない!」と思ってしまうのだ(これが個人的にはクッソよく分かる)。
でもこれもまた桃子らしい部分だと思います。好き。
さて、クッソ長々と考察まがいのことを書いてきたわけだが(読み飛ばされてそう)、シンプルに言えば「ローリング△さんかく」クッソ好きなので生で聴けて本当に良かった。
花ざかりWeekend✿(香里有佐, 末柄里恵, 平山笑美, 高橋未奈美)
ミリオンライブも5周年、ついにこういう曲を出せるようになったんだなぁって感じがする。
この曲が公開された当初、ハロプロっぽいと話題になったが、いくらハロプロと言えどもいきなりこういう曲で勝負に来ることは無いと思う。有名な「LOVEマシーン」は7枚目、「恋愛レボリューション21」は11枚目のシングルだ。
この曲の落ちサビラスト、「It’s like a magic!! Yeah!!」の平山笑美さんが初めて聴いた時からやべぇなと思っていたのだが、今回のライブのぴらみさん、CD音源よりもかなり上手くて「ぴらみさんやべぇな......」と思いながらこの曲を聴いていた。
Princess Be Ambitious!!(山崎はるか, 郁原ゆう, 原嶋あかり, 伊藤美来, 村川梨衣, 木戸衣吹)
通称「年末の怪物」。
「花ざかりWeekend✿」にしろ「Princess Be Ambitious!!」にしろ新田目翔さんは化け物かなにかか。
これが来た時点で、「あぁ、ミリシタは本気なんだなぁ」と思った記憶がある。
それはともかく、これは本当にライブで見たかった。
徳川まつり役の諏訪彩花さん以外はオリジナルメンバーも揃っていたし。
サビのコールもめっちゃ楽しかった。あの韻の踏み方はすごいわ。
Come on a Tea Party!(麻倉もも)
もちょは本当に人気なんだなぁと感じた。
イントロの鼻歌が聴こえてきた時の盛り上がりがすごかった。
「さあ はじめての招待状 来てね ティーパーティー」の“来てね”のところで「行くよ!!」って大声出してるやつすらいたし。
個人的にはこの曲はサビの「みんなみんな ティーパーティーへ 手をつなげば 友達」のところのメロディーラインがすごい好き。
でも一つだけ歌詞に疑問がある。2番Aメロの冒頭で「ふぁっと甘いアールグレイ」って言ってるけど、アールグレイは甘くないと思うんだよな…...
空に手が触れる場所(平山笑美)
強かった。
なんでそんな簡単にビブラートかかるんだってくらいビブラートかかるし、高音域も無理なく出るし、声の伸びはすこぶるいいし。
麗花さんは空を飛んでいても、まああいつなら飛んでもおかしくないよなって感じがするけれど、それはこの歌声が初夏の風のようだからなんだろうなと思うくらい。
ミリオン3rd福岡の「サマ☆トリ ~Summer trip~」のライブがめっちゃ良くて、ラスサビのJumping!! のビブラート一発でぴらみさんの歌声が好きになった。それもあって生で聴きたいと思っていたので、ライブ前の期待度がかなり高かったのだが、軽くその期待以上のものを持ってきてくれて嬉しかった。
Silent Joker(阿部里果)
うん…
僕と瑞希が本当の意味で出会ったのは「...In The Name Of。 ...LOVE?」 を聴いた時だった。
恋、をしたなら、恋、をした表情。
だけど、それが、…わからないんです。
この詞こそまさに瑞希の本質なんだろうと僕は思っている。
僕は本当は瑞希が僕なんかよりよっぽど感情豊かに人生を生きていることを知っている。
ただそれを表現することが苦手なだけなんだと。
最初「Silent Joker」を聴いた時、「えっ、こんな曲調で来るの」と驚いた記憶があります。
上の動画で聴いてもらいたい(1:55- あたりから)のだが、後ろでドッグファイトでも始まりそうなイントロなのだ(かの「ミツボシ☆☆★ ~For Minami rearrange MIX~」を彷彿とさせる)。それなのに。
あなたはいつもそう 私の声を聞こうとして
近づいてくるでしょう? 鼓動がバレちゃうほど
こんな歌詞から始まるのだ。いや、卑怯でしょ。
「Silent Joker」は確かに曲調もかっこいいし、今までのソロ曲よりも力強い歌声ではあるけど、ほんとのところはやっぱり瑞希なんだよなぁ、この曲なぁ…
歌詞を見る限り、瑞希にしてはもうだいぶ近いところまで来てるのだ。
自分がどういう感情に支配されているのか、ってのは痛いほどよく分かってるわけだから。
でもそれを伝えることが出来ないのだ。
それはおそらく表現の方法が分からないってことじゃない。「あなた」に触れたい。私だけを見つけてほしい。そういう思いを「あなた」に伝えた時、「あなた」がどういう反応をするのか怖いんだと思う。
これは「...In The Name Of。 ...LOVE?」の時にはなかった成長で、きっとそれを瑞希のままで表現するのは相当難しかったと思うのに、阿部里果さん、本当にうまく表現してくれてて。
ライブでは、歌声だけじゃなくて振り付けや表情も使って瑞希を表現してくれていて。
あと、Silent Jokerの話ではないんですが、最後のMCでライブの時、阿部里果さんが「ライブの時、私はいつも不思議な気持ちになる。多分それは『恋をしている』んだと思う」というようなことを言ってたんですが、その表現がすごい瑞希っぽくて。
いやぁ…(語彙力の消失)
To...(高橋未奈美)
KOH is GOD.
「ねえ 甘えてみてもいい?」から始めるのは卑怯だと思うなぁ…
ライブ前からこれは是非聴きたいと思ってた曲の一つで、いつ来るんやろなぁ…とずっと待っていた。
振り付けを見てると、指先にえらい力が入ってるのが印象的だった。
「dear…」のMVの小指を立てる振り付けもやってました。
隣の後輩が死んでたのが地味に印象的だ。そりゃ初ライブで担当のソロ曲聴いたら誰でも死ぬわな。
はなしらべ(郁原ゆう)
いやぁ、綺麗だった。
郁原ゆうさんの繊細な表現が本当に素敵で。言葉一つひとつを大切にしている感じがすごい伝わってきた。
まああとはここだろう。
いのち 結びあい
愛しい この世界
ともに 生きている
喜びを 咲かせて
間違いない。
瑠璃色金魚と花菖蒲(南早紀)
ここまでのキラーチューンをいきなりもってこれる時点でどうかしてるし、新人がそれを物にしているのがミリオンの恐ろしいところだと思う。
キラーチューンだけあって、すごいライブ映えしてた。会場もえらい盛り上がってたし。
終わってから分かったことだが、今回のライブのソロ曲のトリを飾ったのが新人の二人だった。
それをさせる運営も運営だが、立派にやってのけるのもこれまたおかしい。
ハミングバード(香里有佐)
いやぁ…
そもそも香里有佐さんは周年ライブ初参戦で。そして歌織さんもまたアイドルの世界は初めてのことで。
なので、歌詞と歌ってる香里有佐さんと歌織さんの状況が素晴らしくシンクロしていた。
「私が今 できること それは歌うこと」がそっくりそのままリンクするのだ。
そんなんだからもう泣けてきて。
多分他の人も同じような状態だったのだろう。
普段だと曲の終わりに歓声をあげるのに、皆サイリウムを降ろして、ただただ拍手をしていた。
おわりに
ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。まずは感謝申し上げます。
このレポを書いたのが、ミリオン5thに参戦してから1か月くらい経った頃だったんですね。
なので当時は「ライブの内容なんて覚えてないかなぁ」と思いながら書いていたんですが、全くそんなことはなかったですね。杞憂でした。
そもそもこんなに長く書くつもりは無かったんですが、つい筆が進んでしまいました。
桃子の下りとか完全にやりすぎた。
出来ることなら、この長い感想に少しでも反応していただけると幸いです。