おすすめの曲5選(2020年3月上旬)
3月18日のリリース前には書き上げないと、という思いで書いていました。
『MATOUSIC』とか『Empathy』とかが来たら、記憶が塗り替えられてしまうと思ったので......
- 鹿乃 - 罰と罰
- Moe Shop - WWW (feat. EDOGA-SULLIVAN)
- wxs ft.*spiLa* - prompt
- i☆Ris - TIN TONE
- 佐々木李子 - Good Night
鹿乃 - 罰と罰
作詞:鹿乃
作曲:田中秀和(MONACA)
編曲:佐高陵平(Hifumi,inc.)
(Spotify)
鹿乃 4th Album『yuanfen』より。
『yuanfen』は、2020年でも指折りのリリース。
弊ブログでも、流石に紹介せざるを得なかった。
本アルバムは、僕が住んでいる界隈では話題のリリースで、既に多くのフォロワーの方がレビュー記事をあげている。
アルバムについて詳しく知りたい方は、上のリンクから各記事に飛んでほしい。
どれも熱意を感じられる良い記事だと思う。
さて、僕が「罰と罰」を紹介する曲に選んだのは、単純に一番ヤバかったから。
初めて聴いたとき、イントロの硬派なサウンドと気持ち悪さ(褒め言葉)に衝撃を受けたのを覚えている。
この曲のダークな雰囲気を決定づけているのは、鹿乃のボーカルだと思う。
特にラスサビ前の変則Bメロの歌い方は印象に残る。
檻の中で都合「いい人。」
無抵抗主義の羊
ここのあざ笑うかのようなボーカルが心に刺さる。
囁き声を重ねる演出もズルい。
本記事では「罰と罰」を紹介したが、他の曲も聴いてみてほしい。その際、楽曲の編曲者をチェックするのを勧めたい。というのも、MONACAの田中秀和氏が全ての楽曲の作曲を担当している本アルバムでは、編曲者のアイデンティティがダイレクトに楽曲の個性として表れるからだ。
クレジットは以下のサイトで確認できる。
鹿乃[yuanfen:TECI-1675 / TECI-1676] / IMPERIAL RECORDS
もし、『yuanfen』の曲を誰かにシェアしようと思ったなら、編曲者の情報も一緒に共有してくれると嬉しいな、と個人的には思っている。
Moe Shop - WWW (feat. EDOGA-SULLIVAN)
作詞:佐々木萌
作曲・編曲:Moe Shop
(Spotify)
Moe Shop New Single『WWW』より。
僕も勘違いしていたのだが、EDOGA-SULLIVAN(エドガー・サリヴァン)というのは、ユニット名である。以下に公式HPのプロフィールを引用しておく*1。
佐々木萌(Vo)のパーソナルなリリックと歌声、坂本遥(Gt)のオルタナティブなギタープレイが融合したハイ・ファイでキャッチーなサウンドは、唯一無二の都会的センスと圧倒的完成度を持って他に類を見ない次世代の音楽を生み出す。
また、クラブミュージックからロックカルチャーまで自在に横断しながら生み出す柔軟なトラックメイクは、同世代の共感を求めながらも簡単にポップスという枠に収まることなく、正に最新のミクスチャー・スタイルを提示している。
この曲では、ボーカルとリリックを佐々木萌が担当している。
プロフィールだけではよく分からないと思うので、エドガー・サリヴァンの代表作をひとつだけ置いておく。
(Spotify)
Moe Shopは、楽曲でコラボしたアーティストを引き立てるのが上手いアーティストだと思う。
確かに、この曲の音は間違いなくMoe Shopの音だが、4つ打ちのビートや、坂本遥のギターのサウンドを取り入れているのは、エドガー・サリヴァンを意識してのことだろう。
箱でデカい音で聴いて、多動したいね...
wxs ft.*spiLa* - prompt
作詞:*spiLa*
作曲・編曲:Sota Fujimori、wac
『beatmania IIDX 19 Lincle ORIGINAL SOUNDTRACK』より。
最近、弐寺熱が再燃していて、プレイするなかで「これは他の人にも紹介したい!」と思う曲に出会うことがあるのだが、アーケードゲームの曲なのでサブスクになく、動画サイトに挙がっているのもグレーなものが多いので、紹介するのが難しいというのに悩んでいる。
音ゲーをやらない人に曲を紹介したい、そしてあわよくば音ゲーをプレイしてほしいと思うが、その曲を聴きたいなら、ゲームをプレイするか、サントラを入手してくれというのは敷居が高いというのもよく分かる。
さて、おそらく「wxs ft.*spiLa*」というアーティストを見て "?" を浮かべた方が多いと思う。
答えを言ってしまうと、"w" というのはwac氏、"s" というのはSota Fujimori氏のことを指している。つまり正確に書くなら「wac × Sota Fujimori feat. *spiLa*」となる。
以下のリンクに本人のコメントが載っているので参考にしてほしい。
https://p.eagate.573.jp/game/2dx/19/p/newsong/s_prompt.html
この曲は、サビの盛り上がりが印象に残る。
So Just
Don't give up
Don't look back
Don't regret
Don't forget
The shining light within you.
now I see from here.
聴く人間を応援しているかのような歌詞は、タイトルの「prompt」を思わせる。
一応、弐寺をプレイしている方向けの情報を載せておく。
この曲のハードは☆8だが、難易度が逆詐称気味で、二段が抜けられるくらいの実力があれば簡単にノマゲできるので、EXTRA STAGEを出したいときに役に立つ。
i☆Ris - TIN TONE
作詞・作曲:ARAKI
編曲:corin.
(Spotify)
i☆Ris 4th Album『Shall we☆Carnival』より。
10年代前半――10年代後半から今あたりを意識するなら、もう少し重い音が鳴っている気がする――のK-POPを彷彿とさせるトラック。
『Shall we☆Carnival』、SpendingとTIN TONEの2強
— 七彩茜 (@7iro_akane) 2020年3月13日
上のツイートは、リリース日に僕が逆張っているときの様子だ。
アニメのタイアップ曲が多く収録された本アルバムでは、K-POPを彷彿とさせるこの2曲はやや異質にも感じられるが、これは逆にいい采配だと思っている。
本アルバムのリード曲である「ハピラキ☆Dream Carnival」や「FANTASTIC ILLUSION」がi☆Risらしい曲なのだと思うが、こういった曲調だけでフルアルバムを作られたら、途中で胸焼けすることは想像に難くない。
この曲は、今ドキの女の子を思わせる歌詞が良い。
桜の下を歩きたい
夏は浴衣で花火観ていたい
ハロウィンはやるなら真剣に
冬は有名なイルミネーションも
「季節が巡るたびに、その時しか出来ないことをめいっぱい楽しみたい(大好きなキミと)」という発想、僕からは出てこない。
1サビ前の「さてどんな未来にしようかな 誰と話したいかな」の声と歌い方が可愛くて好きなのだが、実は、i☆Risのメンバーの顔と名前が一致していないレベルのにわかで、当然、声だけ聴いていても、誰が歌っているのか分からず、困っているらしい。
これを読んでいる方で誰が歌っているか分かる方がいたら、教えてほしい。その時、ある程度の布教は受け入れるので。
佐々木李子 - Good Night
(Spotify)
佐々木李子 New Single『Play the world』より。
このシングルはTVアニメ「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」のEDテーマ「Play the world」を収録したもので、今回紹介する「Good Night」は同アニメで挿入歌として用いられたらしい(未履修なので、用いられた場面は分からない)。
個人的には、スクウェアかアトラスのゲームで使われそうだな、と思う。
ギターの音、確実に「熱情の律動」で聴いたことがあるし、全編通して、歌詞が英語なのはペルソナシリーズを思い出す。
いい意味でアニソンライクではない。
サガシリーズやペルソナシリーズのBGMが好きな方は聴いてみてほしい。
終わりだよ~
『recently played』と題して、僕が最近聴いている曲のなかで好きだったものを紹介するプレイリストを作りました。
上の画像のような設定で雑に選定した後、1アーティスト1曲に絞って、20曲前後にする予定です。毎週金曜日の更新を予定しています(水曜日のリリースを反映したいので)。
僕と趣味が合うな~、という人は覗いてみてください。
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<Spotify>