茜色ダイアリー

僕の日常を切り取っていきます。

おすすめの曲5選(2019年12月中旬・12月下旬)

今年も残りわずかですね。
2019年、心に残った曲はありましたか?

 

 

melt bitter - さとうもか

作詞・作曲:さとうもか 編曲:さとうもかバンド

(Spotify)
2020年1月22日リリース、さとうもか 1st Single『melt bitter』より。
今回取り上げる表題曲「melt bitter」は12月25日に先行リリースされた。

この曲は、彼女が今年の8月8日にリリースした「melt summer」の続編をイメージして作られた曲らしい。ざっくりといえば、「melt summer」で結ばれた2人が「melt bitter」では...、という感じだ。

「私」が彼に夢中だったことを感じさせる歌詞の数々が痛い。*1

私たちは運命だと 本気で思い込んでたけど
本当は 長くいたから似てきてただけ

 

私に染み込んでいるあの口癖は
あなたのものだったの

驚くのは、ここまでリアルに失恋を描写しているのにもかかわらず、ダークになりすぎていないところだろう。ポップな感覚を失わず、むしろ力強いとすら感じさせるボーカルを据えた、さとうもかのバランス感覚には目をみはるものがある。

是非、melt summer → melt bitter という順で聴いてみてほしい。

 

 

ハレ トキドキ メランコリック - ここなつ

トラック制作*2:栗原暁(Jazzin'park)、Mitsunori Ikeda

ハレ トキドキ メランコリック

ハレ トキドキ メランコリック

  • ここなつ
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

(Spotify)
この曲は、2020年3月18日にリリースされる「ここなつミニアルバム」の新曲で、12月24日にはSOUND VOLTEX VIVID WAVEに収録、25日には先行配信が開始された。

2019年4月下旬に聴いていた曲 - 茜色ダイアリー」で「No Question 〜TOKYO RAINBOW PRIDE REMIX〜 Remixed by Mitsunori Ikeda」を取り上げたときに Mitsunori Ikeda (@pokomaro) の名前を知ったが、まさかここなつ曲で名前を見ることになるとは思わなかった。

彼が作曲に参加しているからか、Future Bassのなかにm-flo的なエッセンスが感じられるのが面白い。
以下は1番Bメロの歌詞である。(聞き取ったものなので、合っているかは不明)

巻き戻せない だからこそ
涙は綺麗に見える
あの日の君に会いたくて
記憶の端っこ 胸にチクリ

これの前半部分、特に「涙は綺麗に見える」のところは、m-floが書いていてもおかしくないメロだと思う(僕がそう思っているだけかもしれない)。

それにしても、誰が「栗原暁(Jazzin'park) × Mitsunori Ikeda」というクレジットを予想できただろうか。もしかしたら「walk with you feat. Jazzin' park - TOMOSUKE」が伏線だったのかもしれない。
 

 

parfait au caramel (feat. ななひら) - kamome sano

作詞・作曲・編曲:kamome sano

kamome sano M3 2018春 頒布アルバム『Pâtisserie kamome』より。

イントロのブラスセクションやドラムのフレーズから「大都会交響楽 - ピチカート・ファイヴ」へのリスペクトが感じられていい。

近頃は、渋谷系リスペクトといえば、ポスト渋谷系(e.g. Cymbals, ROUND TABLE...)やネオ渋谷系(e.g. capsulePlus-Tech Squeeze Box...)を踏襲したものが多い。こういったムーブメントがあるなかで、あえてオリジナルな渋谷系(e.g. ピチカート・ファイヴフリッパーズ・ギター...)を踏襲しているのは素敵な試みだと思う。

「大都会交響楽」をリスペクトしつつも、BPMを186に設定する(「大都会交響楽」は171)、渋谷系のボーカルに求められるイメージ(e.g. クール、オシャレ、都会的...)から離れた歌声を持つななひらを起用するといった手法で、渋谷系にはあまり見られなかったアキバ的カワイイを演出しているのは流石だ。

 

 

マーガレット - avandoned

作詞・作曲:つるうちはな 編曲:The Broken TV

avandoned名義では初のシングル『マーガレット』より。現状、CDリリースのみで配信はない。

avandonedは「非現実」ではなく「非日常」を演出するのが上手いアイドルだと思う。
以下は2番サビの歌詞である。(聞き取ったものなので、合っているかは不明)

マーガレット 光る恋のメロディ
こんなにキラキラ 可愛くて愛しい
そっとしてぎゅっと抱きしめて手を離して
あなたに あなただけに あげたい

この曲では、日常の延長線上にある「非日常」のどことなくソワソワする感覚を恋愛になぞらえ、鮮明に描いている。そして、avandonedの面々が持つあどけなさ、垢抜けない感覚がそれをさらに際立たせている。

是非、マーガレットの花言葉を調べたうえで、聴いてみてもらいたい。

 

 

カプチーノ - 水瀬伊織

作詞・作曲:シーナ・リンゴ 編曲:亀田誠治

THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 3 05 水瀬伊織』より。
カプチーノ - ともさかりえ」のカバー。

カバーでありながら、水瀬伊織の曲にしてしまっているのがすごい。
椎名林檎ともさかりえに提供した曲ということもあり、曲のメロディや歌詞に林檎節が現れているのに、歌声が椎名林檎のイメージにまるで引っ張られていないのは流石だ。

そういえば、「THE IDOLM@STER MASTER ARTIST」シリーズの第4弾の制作が決定したらしい。

https://columbia.jp/idolmaster/imasnews/191227.html

制作決定に伴い、12月27日からカバー曲のリクエストがスタートしている。僕も何か考えなければ...。

 

 

 


終わりだよ~
月3回(たまに月2回)投稿してきた「おすすめの曲5選」も、今年はこれで終わりです。来年の「おすすめの曲5選」でまた会いましょう。

*1:https://twitter.com/rrw6sv/status/1209492275513810950 より引用。

*2:https://twitter.com/hinabitter/status/1209496041256472576 にて情報が公開されているが、作詞・作編曲の詳細は分からなかった