おすすめの曲5選(2019年8月上旬)
大学が夏季休暇に入り、特に2週間前とかに比べれば時間があるんですが、急に時間が出来るとそれはそれで何をすればいいやらという感じになっています。
昔から時間の使い方を考えるのが上手くないので、漠然とでもスケジュールを組んでみるといいのかなぁ...とか考えたりしています。
絶交郷愁 - CYNHN
作詞・作曲:渡辺翔 編曲:伊藤賢
(Spotify)
CYNHN 1st Album『タブラチュア』より。両A面 4th Single『絶交郷愁/ 雨色ホログラム』が初出。
キーボードの使い方に2012年から13年あたりのボカロを思い出す。「絶交郷愁」をゼッコウノスタルジックと読ませる感覚もそれっぽい。
また、バスの4つ打ちやサビで手数が増えるドラムは同時期にブレイクした4つ打ちロックを感じさせる。
ただ、この曲のメロの強さ、さらにはそれを力強く歌い上げる崎乃奏音のパフォーマンスが、ボカロっぽい4つ打ちロックというありきたりな作風の中で個性を感じさせる要因になっている。
余談になるが、公式HPには「「CYNHN」とはロシア語で「青色」の意味。」*1 という記載がある。しかし、これを単純にキリル文字にした суини は Суини Тодд (スウィーニー・トッド)といった人名にしか用いられておらず、実際に「青色」の意味を示す名詞は синева、形容詞は синий というのが若干気になるところではある。
ピュアで小悪魔 - 尾崎由香
作詞・作曲・編曲:TOKOTOKO (西沢さんP)
(Spotify)
尾崎由香 1st Album『MIXED』より。
アルバムの1曲目にふさわしい、爽やかなギターポップ。
全体的に作詞・作編曲のTOKOTOKO (西沢さんP) らしさがよく表れていて、なかでもBメロの出来がいい。
二人きりのパレード
海の底でマーメイド
ああもう愛だ恋だなんだかんだ全部まとめてどうぞ!Yeah
「ああもう愛だ恋だなんだかんだ全部まとめてどうぞ!」というフレーズがいかにもTOKOTOKOさんらしい。パレードとマーメイドで韻を踏んでいるのも心地いい。
形而上学的、魔法 - でんぱ組.inc
作詞・作曲:諭吉佳作/men 編曲:KanadeYUK
(Spotify)
でんぱ組.inc 18th Single『いのちのよろこび』より。
メロにいい意味で拍感が無く、メロ以外の楽器もそれに寄り添うように動くことで、独特の浮遊感、不可思議な感覚を醸し出している。
こういう曲調が出来上がるのは、作詞・作曲の諭吉佳作/menが16歳の少女であることと関係しているのかもしれない。彼女のTwitterやブログを見ていると、独特な世界観を抱えていることは伺える――たとえば、彼女のブログには夢日記とその夢に対しての考察が書かれている――ものの、彼女の風貌はどこか懐かしいあどけなさを残していて、なるほど16歳だなという感じがする。そんな少女から出てくる音楽は他とは少し違ってもおかしくはない。
僕はでんぱ組.incのライブに行ったことがないので本当かどうかは分からないが、この曲ではサイリウムを振らないらしい。アイドル業界はそういうレギュレーションにはやたら厳しいので、周りが振っていなければ振らない方が賢明だが、この曲は振る曲では?と思わなくもない。
GHOST PARTY - Shiggy Jr.
作詞・作曲:原田茂幸 編曲:飛内将大
(Spotify)
Shiggy Jr. 2nd Album『ALL ABOUT POP』より。2nd Single『GHOST PARTY』が初出。シングルには m-flo の ☆Taku Takahashi によるリミックスが入っているほか、itunes で買うと TeddyLoid によるリミックスもついてくる。
サビのメロがいい。
Don't stop 魔法使いみたいに
君の心を操りたい
4536に印象的なメロを乗せる手法はやはり気持ちいい。
実は、Shiggy Jr. は9月7日のラストライブをもって解散するらしい。これまで、出会った時には既に解散していた、あるいは解散のタイミングに出くわしたバンドは数多くあるが、やはり解散というのは寂しい。
想像守護神キメキトイア - 西田望見
作詞:児玉雨子 作曲:成本智美(SUPA LOVE) 編曲:岩橋星実(Elements Garden)
西田望見 1st mini Album『女の子はDejlig(ダイリー)』より。
dejlig はデンマーク語で「素敵な、美しい」といった意味。彼女の特技がデンマーク語というのがその由来らしい。*2
彼女の名前はマクロスΔのマキナ・中島役で知った(アニメは3話くらいまでしか見ていない)が、いつの間にかソロデビューを果たしていたのには驚いた。
Bメロ冒頭に「シャボン玉歴√51年 全遊園地 平和条約 締結」という謎世界観の台詞が挟まったり、サビに「アイ トキメキ 逆さにしてキメキトイア」という言葉遊びがあったりと、遊び心満載の一曲になっている。
アルバムは曲の間に語りが入る(ミリオンのLTPやMTGのような)形式になっているうえ、語り部分はこの曲の作詞を務めている児玉雨子氏が書き下ろしているので、興味のある方は是非手に入れて、聴いてみてほしい。
おわりだよ~
9月21日のミリオン6th追加公演 Day1、10月20日のバンナムフェス Day2に参加予定なのですが、そのための飛行機代をクレカで払ったら初めて利用限度額を超えてしまいました。また、ひとつ大人になったような気がしました。