茜色ダイアリー

僕の日常を切り取っていきます。

2019年2月 今月の5曲

最近、後輩とデレマス6thのディレイビューイングに行ってきました。
1年前くらいまでは在宅の民だったのに、いつの間にかLV会場が馴染みの場所になりつつあり、怖いです。

 

 

シュガーコート・ドリーム / 白咲花(CV.指出毬亜)
作詞・作曲・編曲:5u5h1

シュガーコート・ドリーム

シュガーコート・ドリーム

  • provided courtesy of iTunes

『TVアニメ「私に天使が舞い降りた!」キャラクターソングアルバム~天使のうたごえ~』より。

2月27日リリースでありながら、2月の5曲に殴り込んできたすごいヤツ。
future bassやJersey Clubに使われていそうなサンプリングとシンセサウンドを使いながらも、ダンスミュージックに寄りすぎず "Kawaii Pop"に上手く落とし込んでいるのがずるい。

なんといっても一発で分かるサビの強さがいい。ド頭から王道進行(IV-V-IIIm-VIm)の上に、5度始まり、8分音符主体のシンプルなメロディが乗る。シンセの対旋律の煽りも音が突き抜けていて気持ちいい。

正直、「アタシ♡カワイイ♡宣言!!! - 姫坂乃愛(CV.鬼頭明里)」にするかめっちゃ悩んだ。というか、このアルバム、おそらく2019年のキャラクターソングアルバムの中ではかなりの有望株だと思う。

 

刀身をやさしくタップ♡ / SAMONJI[江雪左文字(CV:佐藤亜美菜)、小夜左文字(CV:秦佐和子)、義元左文字(CV:篠田みなみ)]
作詞:やしきん 作曲・編曲:田中秀和(MONACA)

刀身をやさしくタップ♡

刀身をやさしくタップ♡

  • provided courtesy of iTunes

『天華百剣 -斬-』のキャラクターソング。

田中秀和氏お得意の中毒性の高いトラックが今年もやってきた。
4つ打ちのバスドラムの上にキレの良いギターサウンドを乗せるという手法は、邦ロック界隈でも「ないものねだり - KANA-BOON」や「オドループ - フレデリック」といった曲で見られた。
ただ、ギターの音がそれらとは比べ物にならないほど爽やか。ぶっちゃけ「刀身をやさしくタップ♡」という甘ったるいタイトルに乗っていていいようなサウンドではない。

ラスサビ前でイントロのフレーズが2回繰り返されているのだが、2回目は「気持ち悪い」と「心地よい」の中間を上手く突いたなんともエモなギターサウンドを聴くことができる。田中秀和氏の真骨頂はまさにここにあるので、未聴の方は是非聴いてみてほしい。

 

 

メイデー、メイビーネイビー feat.そらこ / sasakure.UK
作詞・作曲・編曲:sasakure.UK

メイデー、メイビーネイビー (feat. そらこ)

メイデー、メイビーネイビー (feat. そらこ)

  • provided courtesy of iTunes

 

youtu.be

sasakure.UK 自主制作8thアルバム『ロストピリカ』より。

早速、ラスサビの歌詞を引用したい。

さよなら
ネイビーの空が消えるまで せめてこうして歌おうか
ネイビー、君が迷わない様 指先の標

さよならメイデー、私も連れてって
愛しさも奈落も抱きしめて
メイビー、君はもうすぐそこ
「会いたいよ」紅く愛を描いてく

少し長くなってしまったが、sasakure.UKの真骨頂はこの世界観にあるので許してほしい。タイトルをなぞったメイデー、メイビー、ネイビーの言葉遊び、藍、青、紅といった色の配置といったレトリックもさることながら、人間が抱く感情に対する洞察とそれの表現力の高さには目をみはるものがある。

ボーカルのそらこさんの歌声やエレクトロニックなサウンドはどこか淡々としているものの、ノスタルジック、センチメンタルといった感覚も同時に持ち合わせている。それがいわば「ささくれサウンド」(沖井礼二で言うところの沖井節のようなもの)だと言えるのではないだろうか。

 

 

DESIGNED LOVE / MATULIP[一文字マヤ, 赤羽ユキノ, 花菱撫子]
作詞・作曲:瀬尾祥太郎(MONACA) 編曲:永谷喬夫SURFACE

youtu.be

GEMS COMPANYというスクウェア・エニックスプロデュースのアイドルグループの新曲。

GEMS COMPANYには作曲家集団MONACAが楽曲を提供している。なかでも瀬尾祥太郎氏の活躍は目覚ましいものがある。
彼は2015年の4月にMONACAに入社しているが、これまでは劇伴への共同参加や挿入歌・キャラソンの作曲のみを担当することが多く、彼が作詞・作曲を両方担当するのはGEMS COMPANYへの提供曲が初めてらしい。
彼のファンにはGEMS COMPANYの活動は見逃せないだろう。

さて、この曲はいわゆる大人組3人の曲らしく、「クール」「セクシー」がテーマの楽曲となっている。
サビ前の「レッスンはいらないの」だったり、サビの「理性を超えて放つEmotion」だったりといったキメがしっかりしているのでメリハリがあるものの、瀬尾祥太郎氏が得意とするキャッチーなメロの感覚はちゃんと残っているので刺々しい感覚はしない。
ワウギターやシンセリードの音がなんとなく一時代前を思わせるのもいい。

楽曲とは関係ないが、この3人の中だったら花菱撫子が好み。
口元のほくろが可愛い。

 

 

Good-Byes (M@STER VERSION) / 双海亜美
作詞:BNSI(MC TC) 作曲・編曲: BNSI(Taku Inoue)

youtu.be

アイドルマスター ワンフォーオール』のDLC楽曲。M@STER VERSIONとしては高槻やよいver、三浦あずさver、双海亜美ver、秋月律子verがあるが、双海亜美verを選んだのは単純に好み。(ちなみに推しは響と伊織)

Taku Inoueといえば、「Hotel Moonside - 速水奏 (CV: 飯田友子)」や「クレイジークレイジー (M@STER VERSION) - 一ノ瀬志希 (CV: 藍原ことみ) & 宮本フレデリカ (CV: 髙野麻美)」に代表されるEDMサウンドが印象的だが、この曲はギターサウンドをメインに据えたポスト渋谷系を彷彿とさせる楽曲になっている。

「Good-Byes」というタイトルからも分かる通りこの曲は卒業ソングなのだが、曲調自体は「悲しい」とか「寂しい」とかといったものとは無縁だ。

泣いて笑って恋もした 笑顔でセイバイバイ!
いつか会えるよ さよならはまたあるさ
君の心に行く先をきいたなら
ライッナウ! そこに向かって走るだけでしょ
たまに休んでこっちを向いて
笑顔見せてね 笑顔でいてね

ラスサビの歌詞を引用してきた。「さよならはまたあるさ」や「笑顔でいてね」というメッセージがとても力強い。

そういや、Good-ByesのMV、春香verがやたら可愛いので見てください。

 

 

おわりだよ~(言ってみたかった)
3月もやるつもりなのでお楽しみに。