茜色ダイアリー

僕の日常を切り取っていきます。

シンデレラガールズ 7th幕張公演 Day1 感想レポ

はじめに

2019年9月3日に、幕張メッセ国際展示場 9-11ホールにて開催された「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Comical Pops!」にLVで参加した。
本記事では主に披露された楽曲についての個人的な感想を述べていくが、一部の楽曲のみを取り上げることを予めご了承いただきたい。

 

 

個人的感想

サイキック!ぱーりーないと☆ - 鈴木絵理

作詞:坂井竜二 作曲・編曲:山崎真吾

もう全員『サイキックじゃんぷ』しまくっちゃえー!(レギュ違反)

3曲目の「ハイファイ☆デイズ」で高まりつつあった会場のボルテージがこの曲で完全に高まった印象。ライブの空気を一気に持っていく良選曲だった。

1番Aメロの「まっすぐなキモチで 奇跡起こしましょう 銀のスプーンも曲げちゃうから」に合わせて、本当に曲げてみせる堀裕子には驚かされた。お前のサイキック、本物だったのか......

「サイキック!ぱーりーないと☆」をライブで見たのは6thナゴヤday1以来2回目になるが、やはり鈴木絵理さんのパフォーマンスはいい。

 

 

きゅん・きゅん・まっくす - 会沢紗弥, 藍原ことみ, 下地紫野, 都丸ちよ, 中島由貴

作詞:坂井竜二 作曲・編曲:BNSI (kyo)

オリジナルの3人に加え、関裕美役の会沢紗弥さん、中野有香役の下地紫野さんを加えた5人での歌唱。
7thライブでは、オリジナルメンバーにこだわるというよりはセットリストの方を優先したんだろうという印象があった。ただ、この試みはアイドルの新たな魅力を発見する機会になるし、プレイヤーが自由にアイドルを編成できるデレステのシステムを思わせるという点では良い演出だと思う。

この曲のアウトロはイントロのフレーズが2度繰り返された後、キメが入るという長めのものになっている。CDリリース時、このアウトロの長さが少し気になっていたのだが、本公演では、1回目のイントロのフレーズで5人がメインステージ中央に集まり、2回目で振り付けを全員で合わせ、ラストにポーズを決めてみせたので、なるほどそのためのアウトロ...と納得させられた。

全員可愛かったが、特にセンターを張っていた中島由貴さんが可愛かった。振り付けもキレッキレだった。

 

 

気持ちいいよね 一等賞! - 下地紫野, 武田羅梨沙多胡, 杜野まこ

作詞:Funta3 作曲・編曲:Funta7

「Twin☆くるっ★テール」終了後、メインステージ上段に現れたのはバットを持った姫川友紀。相対するはブルーウルブズのクローザー、渋谷凛。3-0、ウルブズの3点リードで迎えた9回裏、2アウト満塁フルカウントという緊迫した場面で渋谷が放った渾身の一球はバックスクリーンに飛び込んだ......。
姫川友紀が野球娘ということで行われる野球演出、やはり盛り上がる。ただ、9回まで敵打線をわずか2安打に抑えていたにもかかわらず、満塁HRでサヨナラ負けという結果はウルブズのファンにとってはトラウマものだろう。

さて、「気持ちいいよね 一等賞!」は姫川友紀のソロ曲だが、本公演ではチアとして中野有香役の下地紫野さん、喜多見柚役の武田羅梨沙多胡さんが参加していた。
本楽曲では「気持ちいいこと思いついたら now on time」というメロディーの後に「やっちゃって~」などの掛け声が入る。本公演ではその掛け声をチアの二人が担当していたのだが、ところどころ歌詞など関係なしに「押忍!」と言ってのけたあたりに中野有香らしさが溢れ出ていた。

 

 

O-Ku-Ri-Mo-No Sunday! - 立花日菜, 長江里加

作詞:烏屋茶房 作曲:烏屋茶房・篠崎あやと 編曲:篠崎あやと

この曲のためにLVチケ取りました。(白状)

立花日菜さん、長江里加さんはどちらも周年ライブ初参加であったが、それを感じさせない堂々としたパフォーマンスが印象的だった。
曲の構造的に、どちらかのボーカルが途切れたり、走ったりするとどうしても目立ってしまうが、そういった違和感を抱かせなかったあたりに出来の良さが伺えた。また、見た目や彼女らが纏う空気感から「久川姉妹がそこにいる...」と感じられたのには驚いた。

それにしても、立花日菜さん可愛い、可愛くない?

 

 

秘密のトワレ - 藍原ことみ

作詞・作曲・編曲:ササキトモコ

正直、予想外だった。ライブで見るのは初めてなので、聴けたのは嬉しかった。
実に5th静岡公演(2017/06/25)ぶりの披露となる。

初披露の「O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!」の後、会場の少し浮ついた空気を自分のものにしてみせたのが印象的だ。
「秘密のトワレ」は難曲で、メロディーを追うだけならばともかく「一ノ瀬志希らしさ」を乗せて歌うのは難しいというのは想像に難くないが、そんなことを微塵も感じさせないあたりに藍原ことみさんの技量が見えた。

 

 

Gossip Club - 金子真由美, 山下七海, 佳村はるか

作詞・作曲:俊龍 編曲:Sizuk

「秘密のトワレ」終了後、聴いたことのない曲が流れ始めたな...と思っていたらセクシーギャルズの新曲だった。JUNGO氏、サプライズ上手くなった?

突然の新曲に驚いていたうえに、センターが山下七海さんで気が動転していたのでどういう曲だったか覚えていないのが悔やまれるが、セクシーギャルズという名の通り、セクシーでノリの良い曲だった記憶がある。
作曲家当てをしようと試みたものの誰か分からなかったが、おそらく俊龍ではないと思う。

この曲に関しては、今後のイベントや音源化に期待したい。

<追記>
9月30日にデレステで「Gossip Club」のイベントが開催され、それと同時に作詞、作編曲情報も公開となった。俊龍だったね...
上位報酬が大槻唯は荒れそうな感じがあるが、LIVE PARADEなら全公演クリアして、動員数が200万行けば確定で☆15行くのでまあ... 

 

 

to you for me - 佐藤亜美菜

作詞:渡部紫緒 作曲:BNSI(Yoshi) 編曲:滝澤俊輔(TRYTONELABO)

「Gossip Club」披露後、本公演の一つの試みとして行われた「リアル!シンデレラガールズ劇場」で城ヶ崎美嘉が相変わらずの扱いを受けているのを見届けた後、暗転した会場に流れてきたのが「to you for me」のイントロであった。
大抵はライブ前から期待されていた楽曲のイントロが流れてくるとどこからともなくPの叫びが聴こえてくるのだが、それが聴こえてこなかったのが印象的だった。

この曲は橘ありすにとって、また佐藤亜美菜さんにとって特別な曲だと思う。そんな曲をライブで初披露するにあたって、彼女はおそらく必死に練習してきたのだと思うし、どのように「橘ありす」というアイドルを表現すればいいのかという問いに向き合い、その答えを自分なりに探してきたのだと思う。
それは彼女の歌声や表情から恐ろしいほどに伝わってきたし、涙を見せながらも最後まで歌い切った姿には思わずこちらも涙させられた。

「TAKAMARI☆CLIMAXXX!!!!!」の前に挟まれたMCで、to you for meについて訊ねられた際に彼女は「この場にいられて嬉しい」と答えたが、佐藤亜美菜さんのこれまでを考えるとその言葉に込められた思いははかり知れないものがある。

橘ありすというアイドルのことを知ってみたくなる、そんなパフォーマンスだった。
間違いなく、7th幕張Day1のMVP。

 

 

あんずのうた - 五十嵐裕美, 三宅麻理恵

作詞:八城雄太、佐藤貴文 作曲・編曲:佐藤貴文

働かないぞー!!
流石、平日のあんずのうたは気合いが違う。

本公演では、メインステージの他に、センターステージと2つのサブステージが用意されており、アイドルたちが、ステージからステージへと花道を通って移動する演出が多く見られた。
本楽曲においても、2番の「もう帰っていい?」のあとにステージ上を走る演出があったが、ひとしきり走ったあとに「戦略的休憩」が行われたので、ガチっぽさが出ていてよかった。

 

 

Kawaii make MY day! - 下地紫野, 立花日菜, 都丸ちよ, 長江里加

作詞:八城雄太 作曲・編曲:石濱翔MONACA

オリジナルメンバーの2人に加え、久川姉妹を起用する采配は天才的。美少女しかいないというのももちろんそうだが、「みんなでステキになりたいな ひとりよりもずっと楽しいから」という詞は久川姉妹にとって大きなメッセージであったに違いない。

単純にとても好きな曲なので、6thナゴヤドームDay1以来の披露の機会に立ち会えたのは嬉しかった。「Kawaii make MY day!」完全神曲

あと、石濱先生の楽曲が回収できたのは大きかった。名古屋公演で「Tulip」「Pretty Liar」あたりは回収できそうだが、立ち会えるかどうかは運なのでね...。

 

 

Radio Happy - 山下七海

作詞:BNSI(MC TC) 作曲・編曲:BNSI(Taku Inoue)

Kawaii make MY day!」終了時、「次、Radio Happy来るんじゃね...?」という謎の予感がしたかと思えば、「カチッ ピュイ ハロー」で驚いた。そのときだけ、JUNGOと心が通じ合った。

流石、山下七海というパフォーマンス。見た目は可愛いのに、歌やダンスには技量を感じるし、纏っている雰囲気は垢抜けている。確実に自分の見せ方が分かっていて、何ならそれを隠そうともしないのにこちらは魅せられてばかりいる。怖い。

Radio Happyはここ数年でアニクラのアンセムになり、アイマスのライブ以外で聴く機会も増えたが、やはりアイマスのライブで聴くRadio Happyは格別。
ありがとう、Taku Inoue。

 

 

楽園 - 会沢紗弥

作詞・作曲・編曲:BNSI(渡辺量)

実は縁があって、ライブで「楽園」を聴くのはこれで4回目になるが、今回の「楽園」は間違いなく過去最高だった。

初めて「楽園」を聴いたのはSS3AのDay1だった。このとき、会沢紗弥さんは大型ライブ初参戦ということもあってか、ラスサビあたりで泣くのをこらえているような表情を浮かべつつも無事歌い切った。対照的に、SS3AのDay2では、そういった表情を浮かべることなく歌い切ることができた。

それから3ヶ月、ナゴヤドームDay2では、間奏にモバマスの関裕美+の親愛度MAX時のセリフ、「アイドルになって、世界が輝いて見えたの。でも、きっと最初から輝いてたんだよね。○○さんが気づかせてくれたんだ!」を挟み、より「関裕美」というアイドルを丁寧に表現してみせた。

そして、本公演では何よりも彼女がステージを楽しんでいることが伝わってきた。緊張や不安といったものから解放されて、何より素直に、感情の赴くままに歌っているのが声の伸びや明るさからひしひしと感じられた。

「楽園」のラストに彼女が見せた満面の笑みが忘れられない。

 

 

TAKAMARI☆CLIMAXXX!!!!! - 神谷早矢佳, 鈴木絵理, 武田羅梨沙多胡, 杜野まこ, 山下七海

作詞・作曲・編曲:広川恵一MONACA

この曲から最後のブロックが始まったが、このブロック、過去最高に頭が悪かった。「100m走を7本連続で走る」「パーティに600族だけを入れる」「ぼくのかんがえたさいきょうのせとり」...など、形容の方法はいくらでもあるとは思うが、これでは加減を知らないと言われても仕方がない。

さて、そんなブロックの先陣を切ったのは「TAKAMARI☆CLIMAXXX!!!!!」。分かってはいたものの、BPM210のハピコアはやはりライブ映えする。
BPM210ということもあってか、高速でサイリウムを振るオタクがいっぱいいたのは少し笑った。

石濱先生に続き、広川先生の曲も回収できたのもありがたかった。次の回収機会はおそらく大阪公演だろう。

 

 

LOVE & PEACH → 無重力シャトル

LOVE & PEACH → 作詞・作曲:北川悠仁
無重力シャトル → 作詞・作曲:北川悠仁 作曲・編曲:玉屋2060%(Wienners

まさか、周年ライブでカバー曲が披露されるとは。
混乱して、「ゆず、終身名誉Pやん...!」とか考えていた記憶がある。

CM起用などで縁があったとはいえ、周年ライブでカバー曲を披露するという演出もさることながら、「LOVE & PEACH」からノンストップで「無重力シャトル」に繋げ、追い打ちをかけていく姿勢が新鮮だった。

LOVE & PEACEではアイドル達が振り付けを説明してくれていたのだが、僕がそれに気がついたのはラスサビだったのが少し悲しかった。

地味に、アイマスライブで玉屋2060%曲にコールを入れ、サイリウムを振ることができたところに、アイマスも変わったなという実感を得た。

 

 

M@GIC☆

作詞:森由里子 作曲・編曲:田中秀和MONACA

ずっと大好きなキミにー!!
これを言えただけで、「M@GIC☆」を聴けた価値はあった。

実に5thSSADay2(2017/08/13)以来の披露。アニメやデレステを通じて、いわゆる全体曲の数も増え、「お願い!シンデレラ」以外は披露の機会も減ったが、それでもコールがすっと出てきたのはやっぱ「M@GIC☆」だなぁと感じた。

実はこれまで田中秀和氏が作曲を担当された楽曲がひとつもなく、「まさかの0秀和か?」と考えていた楽曲派はそれなりにいたと思うが、最後の最後に回収できてよかった。ありがとう田中秀和

 

 

おわりに

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
7thは現地に行くかは分かりませんが、名古屋公演、大阪公演ともに1日は見に行く予定なので、感想レポでまた出会うことがあるかもしれません。そのときはよろしくお願いします。