茜色ダイアリー

僕の日常を切り取っていきます。

シンデレラガールズ 6thLIVE ナゴヤドームDay1 感想レポ

はじめに

2019年2月23日に開催された「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 6thLIVE MERRY-GO-ROUNDOME!!! アンコール上映会」に参加した。
披露された楽曲についての個人的感想をだらだらと述べていくが、今回は気になった曲だけにする。

 

 

個人的感想

お散歩カメラ(五十嵐裕美, 松嵜麗, 金子有希)

金子有希さんが可愛かった。
松嵜麗さんが「お昼寝してる猫パシャリ」をもじって「お昼寝してる藍子ちゃんパシャリ」と歌い、それに応じて金子有希さんがポーズを取るというシーンがあったのだが、少し恥ずかしそうな表情を見せていたのがなんとも藍子ちゃんらしくて良かった。

この曲、実はベースラインがいい。僕がメインで使っているK712 PROは低音域が鳴らないということは無いが、ゴリゴリ鳴ってくれるというわけでもないのでライブの音響でベースラインが堪能できたのは嬉しかった。

 

cherry*merry*cherry(大空直美

この曲のライブを見たのは5thSSADay2以来のことだったのだが、その時よりも確実に歌が上手くなっていた。
具体的には大空直美さんはCD音源では伸ばし気味だった語尾をはっきり切るように歌っていた。そのおかげか、歌にメリハリがあって、智絵里が胸を張ってステージに立てるようになったんだなぁと感じられ、「成長したな......」とひとり感動していた。

この曲のラストで「cherry*merry*cherry」を「ちぇりーめりーちえりっ」と歌うところがあるが、少し言い慣れているように聞こえて、こういう可愛いことを恥ずかしがらずに言ってくるんだとしたら、なかなかに小悪魔だよなぁ......と思ったりした。

 

おかしな国のおかし屋さん(大坪由佳, 三宅麻理恵(ウサギ), 高橋花林(王子))

この曲では、曲中に登場するメレンデうさぎや王子をかな子以外のキャラクターが演じることで、ミュージカルっぽさがより増していた。

「甘酸っぱいキスで、僕は目を覚ましました。ありがとう。
よかったら、このガラス砂糖の靴を履いてみてくれませんか?」

上のセリフからもなんとなく読み取れるように、曲中では王子は "おとぎ話に登場する勇敢な王子" という想定がされているのだが、登場した王子はまさに森久保でしかなかったのには笑ってしまった。
アイマスのライブでは通常ハンドマイクを用いるのだが、この曲ではボールと泡立て器を持って踊るためにヘッドセットマイクを用いていたのが印象的だった。

 

Kawaii make MY day!(下地紫野, 都丸ちよ)

この曲がライブで披露されたのは5thSSAday1以来2回目のことになる。僕はこの曲がデレマスで五本の指に入るくらいには好きなので是非ライブで見たいと思っていたのだが、5thSSAday1には参戦できなかったので今回見ることができたのはありがたかった。

ライブは自宅よりも音響(特に低音域)がしっかりしているので、石濱翔楽曲の鳴りの良さ、音の良さがよく分かった。そのおかげもあり、楽曲自体の強さで殴られているような感覚があった。
やはり「Kawaii make MY day!」は完全神曲

 

秋風に手を振って(青木瑠璃子, 大空直美, 下地紫野, 田澤茉純, 深川芹亜

本ライブは「○(季節)の遊園地」をテーマにしており、メットライフDay1は春、Day2は夏、ナゴヤドームDay1は秋、Day2は冬というように季節が設定されていた。
それに対応するように、本ライブではMASTER SEASONS! シリーズから「風」がタイトルに入っている曲が1曲、その他の曲からランダムに1曲が選ばれた。(実際にナゴヤドームDay1では「秋風に手を振って」と「さよならアンドロメダ」が選ばれている。)

この曲はラスサビの以下の部分が印象的だ。

あなたの声に 私振り向けないよ
くしゃくしゃにね 涙が止まらなくて

この曲は本来中野有香多田李衣菜相葉夕美の3人での歌唱であるが、今回は5人での歌唱であった。引用した歌詞の部分はCD音源では中野有香のソロだが、本ライブでは5人のユニゾンになっていた。原理主義的なことを言えば下地紫野さんのソロで聴きたかった気持ちもあるが、応援しているアイドルのいつもとは違う歌唱を聴くことが出来るというのはライブならではのことだと感じた。

 

Naked Romance(大橋彩香, 津田美波

昨年の11月頃、メットライフドーム公演のDay2に現地参戦したこともあり、金銭事情が危うかった僕はナゴヤドーム公演のLVに両日行けそうになかった。結局P.C.Sが揃っているのを見たいという理由でDay2のLVに行くことを決めたのだが、ナゴヤドームDay1でNaked Romanceをやったと聞き、ぶっちゃけ「選ぶ方ミスったぁぁぁ」と思っていた。(次の日にDay2のLVに行ったら、それはそれで普通に楽しんで帰ってきた)
正直、ナゴヤドームDay1のアンコール上映会のチケットを取った理由の6割はこれを聴きにいくためだった。

やはり津田美波さんはとんでもなく可愛かった。ユースフルロマンスモチーフの衣装はばっちり似合っているし、髪型も小日向ちゃんそのものだった。
ステージ上で見せる表情が多彩でふとした表情の変化にドキっとさせられた。
ぶっちゃけ可愛かったという記憶しかないので、この辺で勘弁してほしい。

 

~MC3(情熱 ファンファンファーレ後)~

本ライブは、キャラクターが遊園地を回っているという設定でMCが行われた。
ナゴヤドームDay1も面白いMCが沢山あったが、なかでも「ナナちゃん人形」の真似をしてメインステージ上段に立つ三宅麻理恵さんと、そんなもの存在しないと言わんばかりにMCを敢行するCu3人の構図はなかなかにシュールで笑ってしまった。
「これ収拾つかない...どうしよう......」とでも言いたげに困った表情を浮かべていた津田美波さん、小日向ちゃんが浮かべそうな表情をそのまま浮かべてて可愛かった。

 

Sweet Witches' Night ~6人目はだぁれ~(高橋花林, のぐちゆり, 松嵜麗大坪由佳, 都丸ちよ)

予想外だったのだが、この曲、ボーカルがかなり映える。
三村かな子や森久保乃々はキャラクターのイメージよりもクールな歌声をしている印象を持っていたのだが、よりはっきりとそれを認識することが出来た。

何より驚いたのが、1番Aメロ冒頭の「甘い香りに誘われて 素敵なおうちにやってきた」の松嵜麗さんの歌がとても自然で、きらりが歌っていると素直に感じられた点であった。

 

祈りの花(高田憂希

山頂や展望台、ビルの屋上といった場所は普段生活している場所よりも遠くを見渡すことが出来る。そういった視野が広い感覚がトリ音楽曲にはある。その感覚は主にストリングスやアコースティックギターといった弦楽器の音の良さからきていると言っても過言ではない。
ライブではその音の良さがより際立っており、ただただ楽曲の火力の高さに圧倒されてしまっていた。

 

さよならアンドロメダ福原綾香, 朝井彩加, 高橋花林, 津田美波, 金子有希)

先ほどP.C.Sが揃っているという理由でナゴヤドームDay2のLVに行くことを決めたと言ったが、Day1に行くかDay2に行くかを悩んでいたのは、Day1でこの曲が披露されるかもしれないというのが大きかった。それほどまでにこの曲の期待度は高かった。

この曲はおそらくナゴヤドームDay1で一番鳴りがよかった。特にサブベースの鳴りは異様だった。メットライフDay2で「クレイジークレイジー」を聴いたときも思ったのだが、Taku Inoue楽曲はその音でライブの空気を持っていけるので強い。

驚いたのが、この曲と金子有希さんの歌声の親和性の高さだ。金子有希さん(というよりは高森藍子)の歌声は、キャラクターのゆるふわなイメージとは裏腹に芯があり、この曲に必要な求心力を十分に兼ね備えている。
そのおかげで、決めどころがしっかり決まっていてかっこよかった。

ライブ前、僕は楽曲の強さでこそやられるかもしれないが、致命傷にはならないだろうと高をくくっていた。しかしながら、津田美波さんが苦しそうな表情を浮かべるのがカメラで抜かれるたびに動揺を隠せなかった。
LVで左隣に座っていた方が高森藍子小日向美穂の担当だったらしく、イリュージョニスタ!後のMC内の自己紹介で「ねこさーん!」とか「津田ちゃーん!」とか叫ぶのを見て「同担じゃねぇか...」などと思っていたのだが、この曲で津田美波がカメラに抜かれるたびにサイリウムを振る勢いがあからさまに弱くなっていたのを見て「そうか、お前もか......」と謎に同情した。

 

夕映えプレゼント(鈴木みのり, 嘉山未紗, 田澤茉純, 森下来奈)

個人的に、ナゴヤドームDay1の最大火力はここだった。
「さよならアンドロメダ」で会場の空気はだいぶ持っていかれていたから、そこでMC入りしても問題はなかったのにそうしなかった采配に頭が上がらない。

ライブで集中して聴くと、改めてこの曲の歌詞の良さに気づかされる。

夢みたいに綺麗で泣けちゃうな
これから沢山イイコトあるよ
もし手を伸ばしたら届くかな
明るい空 見つけた一筋の流れ星

アイドルを目指す女の子の等身大の感覚を、ここまで綺麗に言い表すことはなかなか出来ないと思う。
5万人のファンのサイリウムでオレンジ色に染まった会場をトロッコの上から眺めながら、「夢みたいに綺麗で泣けちゃうな」と歌うなんて、ずるすぎる。

 

サイキック!ぱーりーないと☆(鈴木絵理

この曲はナゴヤドームDay1のセットリストが流れてきたときに、「ミスったぁぁぁ」って思った理由のひとつにあがるくらいには期待度が高かった。
僕はこの曲のラスサビ前、「もう全員『サイキックじゃんぷ』しまくっちゃえー!」からの16小節の展開が好きすぎるので、ぶっちゃけライブでそこが聴ければ割と満足だったのだが、鈴木絵理さんがどうあがいても堀裕子だし、コールの「ムンムンムン」はやってて楽しかったし、大満足だった。

 

毒茸伝説(松田颯水

僕は5thSSADay2がアイマスのライブ初参戦だったのだが、そこで「PANDEMIC ALONE」を見て、「松田颯水のステージパフォーマンスがやばい」という知見を得た。
それから約1年半、6thライブでもやはり松田颯水は化物だった。ボーカルの力強さもさることながら、ステージ上で見せる嬉々とした表情に心を奪われる。
普段の松田颯水はゆるゆるっとした雰囲気を持っているのに、歌うとかっこいいところなんてまさに星輝子のそれなのもずるい。

 

おわりに

正直、アンコール上映会のタイミングで感想レポ書いても遅くない?と思ったのですが、いわば決まりきった儀式みたいなものでこれを書き終えないと若干落ち着かない体になってしまいました。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。